自慢の愛車であるハーレーを自分でカスタム・メンテナンスする人は多いと思います。自分には無理だからいつもショップにおまかせしているという人でも、興味が全く無いという人は少ないのではないでしょうか。
中には必須では無いけどあると便利な工具もあります。愛車を自分で弄れるようになると楽しみは増えていきます。
まず基本となるインチ工具を手に入れよう
メンテナンス用に工具は持っておいたほうがいいでしょう。ハーレーダビッドソンで新車を購入した場合、車載工具がセットになっていたこともあり、必要最低限は持っている人も多いでしょうが、別のショップや中古などで手に入れた場合は別途購入の必要があります。
工具を購入する際にまず気をつけないといけないのが、サイズ表記がインチ単位であること。日本をはじめ、世界的にも統一規格であるミリ単位が主流であり、一般的に販売されている工具類は全てミリ単位。そのため、ハーレーの整備をしようとなると、規格が違うために四苦八苦することになります。
昔はインチ工具を販売しているバイクショップを探すのも大変でしたが、現在であれば通販を利用すれば手に入れること自体は簡単になりました。
ハーレー純正品だけでなく、工具を販売しているメーカーはいくつかあり、価格や使い勝手などで選ぶことができるようにもなっています。
オイル交換を自分でやる人は多い
ハーレーのオイル交換は、何度もすることになるので、自分でできるようにしておくと便利ですし、費用的にもお得です。オイル交換は最低でも年間2回の交換が必要とされており、高頻度で乗る人にもなれば、更にその回数は増えます。エンジンの冷却や金属疲労などを抑えるために、オイルは重要です。
交換手順については車種に応じて何度か紹介もしているので、参考にしてください。
>>オイル交換【'04年XL】
>>オイル交換【'02年FLSTF】
>>オイル交換【'01年FXD】
オイル交換と同じくらい重要なのがオイルフィルターの交換。フィルターという名前から想像がついているとは思いますが、汚れをキャッチする役割があるので、当然汚れが詰まると循環も悪くなります。
オイルフィルターを取り外すためには専用のオイルフィルター用のレンチが必要になります。車両によって使えないものもあるので、オイルフィルターレンチの選び方を確認しておきましょう。
必要なものは手元に
先ほど紹介したオイル交換を例にしても、古いオイルを抜いて新しいオイルを入れるという作業の中でも、用意するものはいくつかあります。
車両を安定させるためのセンタージャッキや、古いオイルを受け止める皿に捨てるための廃油処理箱。オイルフィルターを取り外すためのレンチなど,使用する工具の種類は多いです。
カスタムやメンテナンスの幅が広がると、様々な工具を使うことにもなるでしょう。カスタムに慣れてきたら、ショップ エプロンを手に入れることをおすすめします。
汚れ防止という意味合いはもちろんですが、大型のポケットが付いているため、整備に必要な工具や部品を入れておけるので、工具箱と車両の間を右往左往しなくてもすむので時間短縮にもつながります。
プロも使うメカニックグローブ
形から入るのも悪いことではありません。プロが使ってる商品というのは使うに足る理由があるということです。世界中のメカニックも愛用するメカニックグローブは、カスタムやメンテナンスに非常に有用なグローブです。
人間の貧弱な肌では少し金属角にぶつけただけで擦り傷などを負ってしまいます。狭い隙間を縫うような作業も必要になるので、素手で作業をしたらボロボロになるのは目に見えています。そのような怪我を防ぎ、グリップ力を上げるための工夫が施されたメカニックグローブは、軍手と比べるまでもなく有用なアイテムです。
ボルトサイズを測る
ボルトが欠けてしまったり、整備の途中でネジ穴がなめてしまったりといった状況に対応するべく、ボルト単体での販売も行っています。しかし、肝心のボルトの経が分からないと、交換用ボルトの注文も難しいです。
そこで簡単にボルトの経を図れるネジゲージが活躍します。図り方は交換したいボルトを穴に通すだけなので、難しく考える必要もありません。
活躍の場はそれだけではなく、スパークプラグのゲージも測定できるので便利です。
自分でできることが増えてくると、必要になる工具も増えていきます。基本的なことは工具セットがあれば出来てしましますが、特殊な工具が必要になってくることもあります。