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スパークプラグのギャップ 調整していますか?

何気なく交換しているスパークプラグですが、先端のギャップを調整してから装着していますか?
ハーレー純正プラグを付けているから大丈夫?それは違います!何のことだかさっぱり…と思った方、是非お読みください。

プラグギャップとはなんぞや?

スパークプラグの先っぽの先っぽを見ると、電極が2つあります。本体の真ん中にある【中心電極】とカギ状に伸びた【側方電極】。

この2つの電極の間隔がプラグギャップです。

なぜ調整が必要?

スパークプラグの役割

エンジンに火を入れ、ガソリンを爆発させるのがこのスパークプラグの仕事。電圧をかけることで火花が発生し、エンジン点火へとつながります。

新品でもギャップは正確ではない

メーカーから出荷される場合は、大抵は適正なギャップ値が保たれているのですが、製造時の誤差、輸送時の衝撃などにより、やはり中には狂っているの物が普通に存在するのです。

せっかく新品のプラグを交換をしたのにこれでは意味がありません。プラグは必ずギャップを合わせて使用しなければならない物なのです。

たった0.1mmの違いが走りに影響する

ギャップの意味

ギャップがあることで火花が散り、ギャップが狭いと放電しやすく、ギャップが広いとより良くガソリン粒子を刺激できます。つまり安定した火花を発生させられる程度の広いギャップが好ましいのです。

点火方式、プラグの種類によって適正ギャップは異なるため、自分のバイクに合わせて調整する必要があります。

また1秒間に何十回と放電しているプラグギャップは使用するほどに広がっていくので、定期的に点検するとより良い状態になるということです。

確実に混合気を着火

失火をさせずに最大限のスパークをさせることが重要です。

どんなにスペックの高いスパークプラグ、イグニッションコイル、プラグコードに変えても適正ギャップが維持できていないのであれば十分な性能を発揮できていないです。

0.1mmギャップが違うだけで、高回転の伸び、エンジンのかかり具合が変わってきます。

プラグギャップツール その姿

直径3cmの丸い本体の回りに、太さの異なるワイヤーがピヨっと飛び出たコンパクトなツール。

ワイヤー部分でギャップを測り、両側の栓抜きみたいな部分でギャップ調整を行います。

同様のツールはいくつかありますが、計測と調整が両方できる方が断然おすすめです。

表面にはインチ表記、裏面にはミリ表記があるので迷うこともない。

測るだけであればこちら(mm表示)。

ギャップを調整してみよう!

1. 適正ギャップ値のワイヤーを軽く当ててギャップを測ります。
注意 無理にワイヤーを押し込まない。先端に傷が付いてしまいます。

2. 広げる時は、プラグの奥にひっかけて、テコの原理を使って矢印の方向に引っ張ります。

3. 締める時は、広げる作業の逆を行います。

4. ワイヤーがぴったり入るのがベスト。

このギャップツールは、微調整が可能です。ミリ、インチ両方の値が刻印されているのも便利。

繊細なイリジウムやパフォーマンススパークプラグにも対応しています。ただ、繊細な先端をポキっと折らないように十分注意してくださいね。

適正ギャップ値

これだけ覚えておくだけでも参考になります。おおまかですが、点火方式で判断する場合。

ポイント点火は0.7~0.9mm
(パンヘッド、ショベルヘッドなどの旧車)

トランジスタ点火は0.9~1.1mm
(ツインカム、エボリューションなどの新しい車両)

主要なプラグ

純正プラグ【6R12】 ツインカム、スポーツスターに標準装備されているプラグの適正値は0.97~1.09mm

NGK製のBPR5EIX-11BPR5EY-11は、末尾の-11が適正ギャップ値1.1mmを示しています。
末尾に数字が記載されていないものは、0.7~0.9mmの調整範囲になります。

ちなみにノロジーホットワイヤーを装着している場合は、ノロジー社での指定ギャップ(0.89mm)というのが存在し、プラグメーカー側での適正値というものは無意味になります。

ギャップツールをご購入頂いたお客様には、適正ギャップをお調べいたしますのでお気軽にお問い合わせください。

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