盛衰繰り返す激動のカスタム界の中で、圧倒的影響力を誇るまでに駆け上がってきたサンダーバイク。
30年以上も前から世界基準のクオリティを維持し、その実力からハーレーダビットソンの正規ディーラーの座も獲得してきたヨーロッパ屈指のカスタムメーカーです。
>>サンダーバイクのパーツ一覧はこちら世界中のカスタムファンを魅了するサンダーバイクの本拠地
ヨーロッパでカスタムバイクの話題となれば、自然と出てくるサンダーバイクの名前。
今日の彼らがあるのは過去に対峙してきた数え切れないほどの困難と挑戦の結果であり、その怒涛の日々を過ごしてきたサンダーバイクの本陣ともいうべき場所が、壮大な大自然が広がるドイツ西部のハミンケルンなのです。
そんなサンダーバイクをここまで引っ張ってきたのが創業者のAndreas Bergerforthです。
アンドレアスがバイクとともにカスタムビルダーとしての最初の一歩を踏み出したのは、東西冷戦の象徴と呼ばれるベルリンの壁が崩壊し、激動の時代が始まるほんの少し前のことでした。
彼の中に芽生え始めていたバイクへの好奇心は、彼を突き動かしバイクのカスタムや修理を通じてどんどん膨れ上がり、両親のガレージで手掛けていたカスタム事業は瞬く間に大きくなっていきます。
増え続けるオーダーにより、当時作業していた150㎡の敷地はあっという間に手不足となり、数年もしないうちに後のサンダーバイクの礎となる家屋へと本拠地を移したのでした。
レース経験から駆け上がるサンダーバイク
アンドレアスはヨーロッパの多くのレースに参加しながら、立ち上げたばかりの会社を育てることにも注力していました。
いくつもの輝かしい戦績を残した経験を経て、最後には自らレーシングスーツを脱ぎ、同時に進めてきたカスタム事業に深く踏み込んでいくことを心に決めます。
そこから今日に至る道のりは決して平坦ではなく、チョッパーやカスタムバイクは当初なかなか受け入れられませんでした。
しかし、アンドレアスのカスタムバイクへの情熱が尽きることはなく、徐々にバイク乗りたちの興味をそそるようになるのです。
そして彼にとって決定的な転機となったのが、ひたむきなカスタム事業を続ける中で当時の日本にはカスタム用のパーツがほとんど存在していないことに気づいたことでした。
彼が拠点とするハミンケルンでは、すぐさまその需要を埋めるために業界基準ともなるパーツが作られるようになり、自社の製品カタログが一瞬で埋まってしまうほどのラインナップが揃うことになるのです。
アンドレアスにとっては、カスタム事業をはじめた先にこんな結果が待っているとは予想もできなかった上に、作り出された製品たちが何度も改良されて求められるものになるとは思ってもみなかったのです。
25周年を迎えたサンダーバイク
サンダーバイクは長い歴史と実績を持つ老舗のカスタムメーカーの一つで、25周年という節目を迎えています。
長く積み重なる時間の中で情勢はすさまじいスピードで変化してきましたが、世界を揺るがすような金融恐慌の中でも、サンダーバイクだけは時計の針が止まることなくその躍進を続けてきました。
ひたむきに努力して、あきれるほど時間も使って、着実にカスタム界に根を張っていたサンダーバイクは、金融恐慌で苦しむ世界の中でも会社全体を増員し、パーツを保管する倉庫の拡大を続けてきました。
もちろんそれに見合うだけの実力と魅力を持ち合わせ、ヨーロッパのみならず日本のライダーの間でも着実に人気を獲得してきました。
サンダーバイクにハーレーダビットソンの正規ディーラーとしての新たな扉が開かれる頃には、たった一人から始まった事業は30人以上に手掛けられるようになり、占有する土地面積だけでも当初の10倍以上に成長を遂げていたのです。
そして今日も着実に彼らのカスタムファンを増やしながら、挑戦と創造を繰り返し進化し続けています。
サンダーバイクが作るパーツへのこだわり
サンダーバイクにとって、バイクビルドはショーのための特別なものではなく、日常で必要とされるものでなければならないとされています。
普段乗るバイクだからこそ、ショーで輝く奇抜さだけを搭載するのではなく、ライダーを満足させる快適さとデザイン性を兼ね備えた外観を作り出すことを目指しています。
誰にとっても乗りやすく、ルックスも申し分なく、バイクとしてのクオリティも保たれるカスタムビルドが必要なのです。
世界中でカスタムビルドは行われていますが、ヨーロッパは特に規制に厳しく高い審査基準をクリアしなければいけません。
サンダーバイクのパーツは常にヨーロッパの厳しい規制をクリアして走れるだけの高いクオリティを満たすことを前提に製品の開発が行われています。
経験豊かでバイクへの深い情熱を持つ人間が集まるサンダーバイクでは、常にチームワークを大切にして開発が行われており、それが事業の中核となる新しいモデル開発の基礎となっているのです。
乗り心地からデザイン性まで高いクオリティを求めるなら、サンダーバイクは是非ともチェックしたいメーカーの一つです。
>>サンダーバイクのパーツ一覧はこちら