年間販売本数20,000本。現在世界40カ国で取り扱われ、ここ数年で世界シェア率ナンバーワンにまで急拡大した電子制御音量可変マフラーのメーカー「ジキルアンドハイドマフラー(Dr.Jekill & Mr.Hyde THE EXHAUST)」。
時と場所で選べるカンタンなボタン操作による3段階の音量可変システムと、カスタムマフラーでありながらも日本を含めた世界各国に合法マフラーとして認められた、オランダの技術とドイツのデザインが融合する今最も注目を集めるマフラーメーカーです。
販売ページはこちら>> ジキルアンドハイドマフラー(Jekill&Hyde)
カンパニー名の由来
インパクトあるDr. Jekill & Mr. Hyde(ジキル&ハイド)のカンパニー名は、1886 年の有名な小説「ジキル博士とハイド氏の奇妙な事件」に由来します。
小説の主人公、優しい医師ヘンリー・ジキル博士と、彼が持つもうひとつの人格である卑劣で悪魔のようなつエドワード・ハイド。
まるでこの相反する人格のように、機能・個性がガラリと切り替わる排気システムを持つマフラーであることから、
「ジキル&ハイド マフラー(Dr.Jekill & Mr.Hyde THE EXHAUST)」と命名されました。
カンパニーの歴史
もともとはオランダのベルフェルトという小さな村のガレージで経営されていた小さな企業。
1995年。
オランダのドレンテ州アッセンの伝統的で有名なサーキット、TTサーキット・アッセンに訪れた際に とある社員が着目したのが、走行中のマシンのほどんどがドラッグパイプを使用し、みな音量が一定幅ということ。
そこでマフラー内部にノーマルの音量とともに、「静音」と「大音量」というオプションを設置してみてはどうだろう。と思いついたのでした。
このアイデアに基づいたプロトタイプ製作をきっかけに、1997年にはハーレーダビットソン社や日本のレーサーなど、世界各国から客人を招く事になり、さまざまなカスタムメイドのマフラーの提供を開始。少しずつ、しかし確実に顧客獲得に成功していきます。
また同じく1997年から2007年にかけて、この革新的なマフラーを手にヨーロッパ全土を巡回しつつ、各地で徐々に知名度をあげていきました。
さらにこの活動の評判が、ある投資家の関心を寄せる事になり、多額の資金投資を受けるとともに現在の基礎となる社内体制が整えられていったのです。
2010年には設立当初からの目標であった、欧州連合指令適合法の“Eマーク”を取得し、同年にはThe Jekill and Hyde Company GMBH として、国外で初めての会社がドイツに設立されました。
その後2012年、フランスとスイスにもオフィスを拡大。新たな市場も開拓し続けており、この年に日本での取り扱いが開始となりました。
その後、2014年には“インディアン モーターサイクル”
2017年には“BMWのRシリーズ”
2021年には“トライアンフモーターサイクル”対応のマフラーがそれぞれ追加され、さらにフォローエリアとユーザーを拡大・獲得していきました。
そして2024年。
設立から27周年を迎え、ドイツ、スイス、フランス、カナダにオフィスを構え、日本、シンガポール、南アフリカ、チェコ共和国に代理店をもつ一大企業となった現在でも、設立当初の「サウンドを瞬間に調整」するという基本理念は変わらず、電子調整可能な排気システムを持つマフラーのパイオニアカンパニーとして、業界をリードし続けています。
3つのサウンドモード
ジキル&ハイドのマフラーの最大の特徴ともいえる3つのサウンドモード。
操作もカンタンで、ハンドルに取り付けたボタンスイッチを押すだけ。モーターがワイヤーを引っ張り、マフラー内部のバルブの開閉で音量が調整され、
・ドクタージキルモード ・ダイナミックモード ・ミスターハイドモード
に切り替えることができる画期的なシステムを搭載しています。
走行中の操作も可能で、状況に応じた好みの音量を選択し、ハーレーのライディングを楽しむことができます。
●ボタン1回押し
ドクタージキルモード(バルブ全閉)・・・バルブが全閉され、静かな環境の中にも溶け込むことができるようにサウンド設計されています。例えば、住宅街や人の集まる場所、夜道を走行する際には、周りの迷惑を気にせずに走行できるモードです。
●ボタン2回押し
ダイナミックモード(バルブ半開)・・・ドクタージキルモードとミスターハイドモードの中間で純正マフラーに近い音量で個性的な音質を楽しむことができます。
●ボタン1回押し
ミスターハイドモード(バルブ全開)・・・純正マフラー以上の音質と性能を発揮します。郊外や高速道路などではこちらのモードにして迫力と爆発力のあるマフラー音を楽しむことができます。
車検対応のマフラー
ハーレーの社外マフラーのほとんどが、日本の車検では通らないのが現状です。日本の場合、JMCA(全国二輪車用品連合会)等車検対応の認可が必要となり、車検時には”保安基準“に適合するかが検査官に見られます。
その主な項目が「騒音規制」と「排ガス規制」の2つ。
車検の時期にだけ、マフラーを交換しているという方も多いのではないでしょうか。
Dr.Jekill&Mr.Hydeのマフラーはソフトウェアにより特定回転数の法定制限音量を超える手前で弁が閉じ、音量を下げるように自動で調整するプログラムが設定されており、日本国内においてはVIA試験・騒音試験等を受け、国土交通省事前申請制度の“JMCAプレート”を取得。近接加速騒音検査に合格しています。
またヨーロッパにおいても、ユーロ加盟国全域ではなんと100%合法マフラーとして取り扱われています。
環境を守るという観点から、世界各国で年々厳しくなる排ガス規制や音量規制。それに対しても自社内に検査施設を設け、その都度アップデートし対応していくなど、まさに未来を見据えたマフラーといえるでしょう。
自分の好みのカスタマイズも
他にも自分の車体に合った好みのカスタマイズができるのも、ジキルアンドハイドマフラーのストロングポイント。
例えばエンドキャップ。
2020年式 XL883Nをお乗りの方であれば、“3.5” Big Shot Chrome”や“3.5” Slashcut Wrinkle Black”など、形状やカラーなど全10種類から自分の好みに合ったエンドキャップを選ぶことができます。
ほかにもオプションでヒートシールドを付けたりなど、さらに細かいところまで決めることができますので、ご購入の際は当店スタッフと話し合いをしながら、自分だけの1本をお選びください。
※「ジキル&ハイド マフラー」は通信販売は行っておりません。当店での取り付けが前提の商品のため、店頭販売限定となりますので、ご注意ください。詳細等はお気軽にお問い合わせください。
ハーレーダビットソン公認パーツとして
2024年1月にジキル&ハイドマフラーをハーレーダビットソン ジャパンが公認パーツとして認める旨を発表。
まだすべてではないものの、各モデルに幅広く対応し、正規ディーラーでも購入・取り付けまでが可能となりました。ヨーロッパのハーレーダビットソン新車販売台数の約半分という高い装着率を見れば、これから日本においてもスタンダードなマフラーとして注目されることは間違いないでしょう。
ハーレーに関わる私たちにとって、これからますます身近となり、次世代を代表するマフラーメーカーになる「ジキルアンドハイドマフラー(Dr.Jekill & Mr.Hyde THE EXHAUST)」の紹介でした。
販売ページはこちら>> ジキルアンドハイドマフラー(Dr.Jekill & Mr.Hyde THE EXHAUST)