一度体験すると身にしみるっていうことありますよね。例えば、ハーレーで悪路を走行してタイヤがパンクした経験をすると、パンク防止剤を必ず使用するようになったり、雨に降られてびしょ濡れになって風邪を引いてしまったら、欠かさず天気予報の確認とレイングッズを持っていくなど、痛い目を見たときほど強く印象づくものです。
しかし、あらゆる対策をしすぎるとバッグの中がパンパンになってしまいます。
そんなことにならないように、荷物を減らす為の工夫を考えてみましょう。
ツーリング仲間とは装備と目標を共有する
全て自分で賄わなければいけないソロツーリングと違って、グループでツーリングをする場合、仲間同士で重複しないように荷物を整理しておくと、余計な物を持っていかずに済みます。特に緊急時に必要な工具などは、一人持っておけば事足ります。
キャンプなどのように、持っていくものが多い場合、仲間どうして何を担当するかを事前に決めておくことで、「使わないものをわざわざ持って行ってしまった」「同じものが2つある」という自体を防ぐことができます。
話し合い、助け合いはグループツーリングでは非常に重要です。せっかくハーレーでツーリングするのにアレコレ揉める自体になるのを避けるためにも。事前に打ち合わせをきっちり済ませておくと気持ちも荷物も軽くなります。忘れっぽい人はメモを取りましょう。
万全を期すことにこだわらない
完璧な人間はいないように、完璧な対策というのは無理な話です。特に相手のある事故なんかは予想も付きません。完璧に防ぐのではなく、ある程度対策は可能というレベルで準備をすすめると荷物も少なくなるでしょう。
例えばガソリンスタンドをしっかり把握しておけば、ガソリン携帯缶は必要有りませんし、バイクショップやバイカーズカフェなどを把握しておけば、突然のバイクトラブルに対処するために工具を携帯していなくても、ハーレーを押して歩くことさえできれば、そこまで持っていけばなんとかなります。 最終手段としてレッカーサービスもありますので、財布と携帯電話さえあれば大丈夫と言えるくらいに、サービスも手厚くなりました。
最低限必要なものは?
道中に起こりうるトラブルを一切考えなければ、「財布」と「携帯電話」、そして「免許証」があれば、ハーレーに乗ってツーリングには行けます。スマートフォンであれば、地図も必要ありません。常備薬が必要なら忘れないように。
しかし、そのような装備でツーリングに出かける人は稀です。準備を怠ることで不便を被ることが多いですからね。
一番対策されるのは雨・そしてセキュリティ
最低限の装備にプラスしていくなら、筆頭となるのはやはり雨対策。ハーレーでツーリングに出かけるなら、レインウェアは欠かさないという人は多いです。
今のように夏場で暑い日差しの中であれば大丈夫だろうと考えるかもしれませんが、必要以上に体が濡れると体温は低下して、免疫力が下がり、結果として風邪を引くことになります。
街中に駐車するのであれば、盗難防止にディスクロックアラームなどのセキュリティグッズは必携と言ってよいでしょう。ハーレーは高額ということが知られており、犯罪グループに狙われやすいと言われています。バイクの盗難件数が減少傾向にあるので、ライダーのこういった意識の変化は大きく影響しているのかもしれません。