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ガソリン携帯缶はあったほうがいいのか

ガソリン携帯缶はあったほうがいいのか

予備としてガソリンを持ち運ぶことができる、ガソリン携帯缶ですが、必ず必要なアイテムというわけではありません。ですが、便利なアイテムには違いありません。どんな時に活躍して、どんなことに注意をすればいいのでしょうか。

ガソリン携帯缶の利点

小さいガソリンタンクでもロングツーリングできる

ガソリンタンクが小さいと、オールドスクール感がぐっと増すので、旧車のハーレーが好きだったり、タンクをスッキリさせてスタイリッシュに仕上げた車体に今更大きめのガソリンタンクをつけるなんて・・・と躊躇う人もいるかも知れません。
ガソリンの容量だけはサイズを変える以外にどうにもなりません。どうしてもタンクのサイズはそのままにしたい。ペイントにまで拘ったのだから交換したくない。そんな時にありがたい商品です。 こまめな補給さえすれば小型のタンクでもなんとかなるかも知れませんが、不安は残るものです。保険をかけておきたいというのは当然でしょう。

いざというときの予備燃料

いざというときの予備燃料

カスタムの都合上という面もありますが、やはり非常用として用意しておくことがほとんどでしょう。山道に入るととたんにガソリンスタンドが少なくなったというのは誰もが経験したことがあると思います。そういうルートを通ると予めわかっていたら事前にガソリン満タンにしておけばいいでしょうけれど、一度も通ったことのないルートだとやはり心配にはなりますよね。

使わないに越したことはありませんが、何かあったときのために準備はしておいたほうがいいでしょう。「次のガソリンスタンドで入れようと思っていたのに全然見当たらなかった。」なんてこともあるかも知れません。北海道ではガソリンスタンドの営業時間が短くて給油できなかった、という苦い思い出が残っている人も多いのではないでしょうか。
ソロツーリングでは何があるかわかりませんので、備えとして持っている人は少なくないですよ。

他のライダーにも分けることができる

他のライダーにも分けることができる

「旅は道連れ世は情け」とはよく言ったもので、有名なロングツーリングスポットではガス欠を起こしてしまったライダーが、他のライダーに助けてもらったという話はよく聞く話です。助けられた経験から、ガソリン携帯缶を持ち始めたライダーは少なくは無いかも知れません。助けられたライダーが、今度は誰かを助けるようになっているかもしれませんね。

ガソリンの取扱には細心の注意を

ここまで見るとメリットも多いガソリン携帯缶ですが、その取扱いは決して安易な気持ちで行ってはいけないことを思い出してください。

燃料として便利に使っているガソリンですが、それが危険物だということを忘れてはいませんか?可燃性の非常に強い液体で、気化した状態でも燃えやすく、適切な扱いを心がけないと、とんでもない事故が発生する可能性も有ることを忘れてはいけません。
ガソリン携帯缶を使う際は、必ず消防法適合品のものを購入し、注意書きや取扱説明書をよく読み、正しい用途で使って下さい。有人のスタンドでしかいれることが出来ないので、セルフしか周りにないのであれば探す必要もあります。

携帯缶の持ち運び

携帯缶の持ち運び

ガソリン携帯缶を持ち運ぶ際には、走行中に落下したりしないように、サドルバッグの中や、専用のホルダーなどを使って固定しておきましょう。

携帯缶には必ず消防法適合品使うことになりますが、ホルダーに付いてはいくつか種類があります。見た目にこだわるならハーレーらしく、レザー製の見た目を損なわない携帯缶ホルダーもありますよ。大きいものではありませんので、こだわりのある人は自作をするという人もいますよ。
ハーレー純正のハードサドルバッグにピッタリ収まるフューエル缶であれば、安心して持ち運びできます。

ガソリンを入れたら長期保管はしない

ガソリンを入れたら長期保管はしない

ガソリンを入れたはいいものの、結局使わなかった。そんな時入れておいたガソリンはどうすればいいでしょうか。

保存状態にもよりますが、空気に触れること無く、密閉されており、直射日光の当たらず湿気も少ない場所、というありえないほど厳重に保管されているのであれば3年は保つと言われていますが、一般家庭ではせいぜい2、3ヶ月くらいを基準にしたほうがいいでしょう。ハーレーに装着しっぱなしにしていたのであれば更に短いと思ったほうがいいでしょう。
ガソリンは劣化するものなので、次回給油の際に使ってしまうのが一番困らないですが、半年や1年以上も放置して不安がある・・・というのであれば、使わずに廃油処分したほうがいいでしょうね。劣化したガソリンの使用はエンジンに悪影響を与えます。もったいないかも知れませんが、愛車を思えばこそです。


給油をこまめに取っていれば必要のないガソリン携帯缶ですが、取扱にさえ気をつければロングツーリングには非常に有用なアイテムです。今はナビアプリがあるので「道に迷ってガス欠に・・・」というケースは少なくはなりましたが、「気づかぬうちに山道に入ってしまってガソリンスタンドが一軒も見当たらない!」という自体に直面することが無いとは言い切れません。
ガソリン携帯缶を使う際には、注意書きをよく読んだうえで、安全に気を配って利用して下さい。

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