2019年、アーノット一家のエアーサスペンションを開発する事業はついに30周年を迎えました。
今ではフロリダの東海岸に30万スクエアフィートの広大な工場を持ち、世界中にハイクオリティの製品を送り出す玄関口として機能していますが、すべてのはじまりは自宅のほんの小さなガレージでした。
>>アーノットのパーツ一覧はこちらエアーサスペンションの世界的サプライヤーになるまでの歴史
アーノットが一家で心血を注いだエアーサスペンション事業は、今ではフロリダの広大な施設によって支えられています。
施設が位置する場所は、NASAの有人宇宙飛行の打ち上げ施設の一つでもあるジョン・F・ケネディ宇宙センターや、ディズニー・クルーズ・ラインをはじめとする最も多くのクルーズ船が行き交うと言われるポート・カナベラルも数マイルの範囲にあります。
そんな活気あふれる土地で事業ができるようになったのは、ひとえに家族の理解と支えがあったからでした。
アーノット家に生まれたアダムは、12歳にしてバイクへどっぷりとハマり、暇さえあればバイクをいじって過ごすようになります。
父親であるドナルドはバイクの愛好家であることも手伝って、すぐに息子の技術センスを見出し、バイクへ向けられた好奇心を優しく見守ってきました。
1年経つ頃には、2人してフロリダ中を旅してまわり、ほぼ無償でバイクのエアーサスペンションの不具合を直す活動を始めます。
アダムのバイクへの強い好奇心とドナルドの誰かを助けたいという深い貢献の気持ちが礎となり、エアーサスペンションの世界的企業にまで育つこととなるのです。
世界に認められるエアーサスペンションができるまで
小さく評判が立ち始めたころ、アーノット親子は立ち上げた会社とともに次のステージへ行こうとしていました。
高機能を搭載した自分たちだけのオリジナルの製品を作ることが目下の目標でした。
日々、顧客の声を聞き、絶えず既存のショックの研究とテストを繰り返した結果、高さを調整できるようにすることで今あるサスペンションをもっといいものにできることに気が付きました。
アーノットが開発したオンボードスイッチとコンプレッサーにより、約3インチの調節を可能にしました。
これによりライダーとその後ろに乗るパートナーがもっと簡単に楽にバイクに乗っていられるようにしたのです。
バイクを停めているときも地面に対してぺったり踏みしめることができるので、立ちゴケのリスクを減らすことに成功しています。
また、新たに開発されたアーノットのショックは、圧縮と伸縮の両方のコントロールを可能にし、さらに向上した乗り心地を味合わせてくれるのです。
自国にとどまらないスピーディな事業展開
アーノットが作るエアーサスペンションは、バイク用だけにとどまらずキャデラック、シボレー、ハマーなどの高級車にも幅を広げています。
事業が広がるにつれ、アーノットが抱える施設も拡大を続けています。
製造施設はもちろん、塗装屋に最新鋭の配送センター、テストを行うための設備、製品となる素材を保管するための巨大な倉庫まで、今や要塞のようになんでも揃っています。
最近ではフロリダだけでなく、オンタリオ、カナダ、米国北東部、そしてヨーロッパ諸国にも配送設備を整え、次々に海外進出を成功させています。
直近で進出したヨーロッパ方面では、設備をオランダに置き、急速に増えつつあるヨーロッパの顧客とスムーズにやり取りができるよう、現地にセールスやサポートを行う支店を配置しています。
こうした顧客を裏切らない姿勢によって、小さなガレージから始まった事業は一代にしてグローバルリーダーとも呼べる存在にまで成長を遂げました。
アーノットのエアーサスペンション
アーノットの主力製品といえば、やはり創業時から変わらず作り続けてきたエアーサスペンションです。
日本でエアサスペンションのメジャーどころといえば、Dirty Works LLC、Legendに並んでアーノットが三本指に入るといっても過言ではないと思います。
アーノットのエアーサスペンションは、ハーレーに高級感を与えるだけでなく、乗り心地を大きく改善してくれるので、もっとサドルに座っていたくなるような心地よさをライダーに提供してくれます。
取り付けも非常に簡単な上に、アーノットのすべての製品にはオンラインの取り付け説明書と専用のYou Tube動画がついているので、取り付けから実際に走行するまでライダーにストレスを与えないアーノットの気遣いが感じられます。
リアフェンダーとタイヤのクリアランスをギリギリまで詰めたいなら、エアーサスペンションは絶対に欠かせないパーツになってきます。
もし、自分の求めるカスタムスタイルにパンチが足らないと感じているなら、ぜひアーノットもチェックしてみてください。
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