朝晩、冷え込むことがまだありますね。
春や秋は特に朝・昼・晩と気温差が激しいですね。
実は気温差が激しいとハーレーのガソリンタンク内部にも影響があることはご存じでしたでしょうか?
普段ハーレーに乗っている時にはガソリンタンク内部は見えないので気づかないところになります。
気温差が激しい今、愛車のガソリンタンク内部にも気を配って頂けたら、と思います。
ハーレーのガソリンタンクに水が溜まる!?
ガソリンタンクはガソリンを入れるところですね。もちろん水を入れるハーレーオーナーはいらっしゃいません。
いつか未来ではハーレーも水素エンジンを搭載してガソリンタンクに水を入れる日が来るかもしれませんが、
現行ではもちろんガソリンを入れているので水がガソリンタンクに溜まる、というのは不思議な感じがします。
ガソリンタンク内部はフューエルキャップをして密閉されていますが、ガソリンタンクには水が溜まります。
水が溜まる原因は『結露』です。
結露の原因はガソリンタンク内に入り込んでいる外気(空気)と言われています。
外気は色々な要素を含んでいて若干の水蒸気も含んでいます。
この水蒸気が夜など気温が低くなった時にガソリンタンクの内壁で結露を発生させます。
ガラス窓が結露して曇るようなイメージです。
また、燃料が少なくなってきてガソリンタンク内の気圧が下がってくると結露の原因になります。
ガソリンを満タンに近い状態に保つことにより結露防止対策になります。
何日も気温差が激しい状態でさらされたハーレーのガソリンタンクには少しずつ水は溜まります。
水が一定以上溜まってしまうとガソリンと一緒にエンジンに送られてノッキングなどのエンジンの不調にもつながります。
ガソリンタンクに水が溜まると…?
ガソリンタンクに水が溜まると…ご想像通りサビます。
ガソリンは油ですので、水と混じり合うことはなくガソリンと水の層に分離してガソリンタンク内に滞留します。
ガソリンと水の2層の構造は下の層が水、上の層がガソリンという構成になります。
水は油であるガソリンより比重が重いためです。
上層にフタのようにガソリンがありますし、フューエルキャップもありますので、
水が蒸発してガソリンタンクからなくなる、ということは通常使用であればほぼありません。
水と接触している部分から腐食を起こし、ガソリンタンクの内壁へと錆は進行を続けます。
ガソリンタンクの腐食が続くとどうなるか。
ガソリンタンクに水が溜まった状態に気づかず放置しておくと最悪の場合ガソリンタンクの底に穴が開いてしまいます。
また、小さな錆自体が燃料ラインに入り込みんでしまい、詰まりを引き起こしエンジンに十分な燃料供給が出来ず不完全燃焼を起こすこともあります。 エンジンの調子が悪くなることで、安全走行に支障が出て非常に危険を伴います。日ごろのメンテナンスが重要
春と秋、特に気温差が激しい季節には水抜き剤を利用してガソリンタンク内にサビを発生させないように溜まった水を取り去りましょう。
水抜き剤はイソピロピルアルコールやメタノールを主成分としています。アルコール類は油であるガソリンと水とを親和させることができます。親和とは溶け合う、混ざり合う、字のごとく両者を仲良くさせる、というイメージです。
※厳密には分子の構造から考えると油に水を溶かす、とういことは不可能です。イメージとしての説明です。
仲良くなったガソリンと水はエンジンによって燃やされ外に排出される、という仕組みになります。
水抜き剤は年に2~3回で十分効果が期待できます。
春の終わりごろ、秋の終わりごろ、と季節を決めて水抜き剤を利用するのもいいと思います。
もしサビてしまったら…
日ごろのメンテナンスでガソリンタンク内をサビさせないのが1番良いのですが、もしサビてしまったらガソリンタンク内専用サビ取り剤でタンク内を綺麗にしましょう。
おすすめはタンクリペアKITです。
サビだらけのタンク内壁を清掃、サビ取り、そしてキレイになった内壁をサビびにくくコーティングまで行えます。しっかりガソリンタンクを復帰させてくれます。
ガソリンタンクに入れるだけのメンテンナンス
ハーレーのガソリン種別はハイオクなので水抜き剤は不要だとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが…
実際、イソプロピルアルコール等の水抜き成分はハイオクガソリンに添加されていません。
日ごろのメンテナンスとして、水抜き剤を入れてガソリンタンクをサビないように気を付けましょう。
商品等、ご不明な点がございましたら、お気兼ねなくご連絡をお願いします。
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