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サビの原因を知ってハーレーを守ろう

サビの原因を知って愛車を守ろう

金属パーツにとって天敵であるサビ。廃墟など荒廃した雰囲気を好む人はいますが、一般的には、見た目にも美しくないし、耐久性の面から見ても良くないことは明らかです。金属の光沢が美しいハーレーにとっては宿敵と言ってもいいでしょう。
ではサビについて皆さんはどれだけ知っているでしょうか。発生の原因や与える影響を詳しく知って、愛車を守る意識を改めてみてはいかがでしょうか。

どうしてサビは発生するのか

形ある物いつかは壊れるといった教えがあるように、永遠に使えそうな金属であっても、寿命というものはあります。金属の寿命を迎える原因は、主にサビ(錆び)や腐食です。

金属が錆びる原因となるのは、みなさんもご存知の通り、主に水です。ではなぜ水にかかると錆びるのかはご存知でしょうか。
化学反応という言葉を聞いたことはあるでしょう。H2Oのような化学式を授業で必死になって覚えた記憶はありませんか?鉄のサビとは、つまりこの化学反応の結果として起こる現象です。
詳しく説明しようとすると、サビだけにボロがでそうなのでココでは多くは語りませんが、鉄と水と空気が化学反応してサビとなるという結論になります。空気だけであれば問題はないので、改めて言うことでもありませんが、やはり水が原因ということですね。

金属は錆びるとどうなる

金属は錆びるとどうなる

見た目を損なうだけでなく、固く丈夫な金属であっても、サビの進行がすすむと素手でも破壊できるくらいにボロボロになることもあります。海辺に流れ着いたのであろうドラム缶が風化し、原型を留めていない光景を目にしたなら、サビがどれほど金属に影響を与えるかは分かると思います。
さすがにそこまでのサビにするには狙って錆びさせるつもりでもなければ急にどうこうなることは滅多にありませんが、河原などに長期間違法に投棄された自転車などを見かけると、保管には気をつけようと身が締まります。

サビを防ぐためには

サビを防ぐためには

ハーレーをサビさせないためには、水分を拭き取ったり、エンジン熱で蒸発させたりと、手段は様々です。長期保管の際には、数ヶ月間もカバーをかけっぱなしにせずに、適度に換気を行い、湿気が内部にこもらないようにする、といったことも効果的でしょう。金属面についた傷や汚れなども水が留まる原因にもなります。
また、普段目にしないガソリンタンクの内部についても、長期保管する際には注意が必要です。冬場に長期保管する際には、ガソリンを満タンにして置くことが有効とされています。タンク内をガソリンで満たしてやることで、空気や水分が入る余地をなくしてやることで対策としています。

洗車時には、乾拭きでは限界があるため、ピカピカにするためにはどうしたって水洗いになります。しっかりと水気を飛ばしてやることが大切です。キレイにするために洗ったというのに、それが原因で錆びるなんてことの無いようにしましょう。
塗装も立派なサビ対策のひとつです。ハーレーをペイントする際には、防錆塗料を使うのがほとんどです。金属面へ水が浸透することを防ぐことができるので、未塗装品のタンクなどは早めにペイントしてしまいましょう。ほかにも防錆スプレーなどの商品もあります。

錆びてしまった場合の対処

錆びてしまった場合の対処

それでもサビができてしまう時というのはあります。無理にこすって落とすのは、周囲の無事なパーツに傷をつける可能性もあります。化学反応で生まれたサビは、化学反応でなんとかする。ということで、ケミカル類を使用することをおすすめします。
鉄やアルミ、ステンレスといった素材ごとに使用するケミカル剤を分ける必要はありますが、高いサビ取り効果を持っています。
もしサビを発見したら、そのまま放っておくことなどせずに、すぐに対処することでダメージを最小限に抑えることができ、今後も愛車であるハーレーを長く乗り続けることができるでしょう。


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