もっとホーンの音を大きくしたいな、とか音の質感を変更したいな、と思ったら早速変更したくなりますよね。
商品説明に「標準のホーンよりも3db音量の大きいカスタムホーンキット」って書いてあったらどれぐらい大きい音なのか想像出来ますか?
筆者は想像出来ません。「なーんだ、たったプラス3dB(デシベル)か。」と思うわけです。
このプラス3dBなのですが、実はコレ結構なものなんです。
さて、今回はスポーツスター・大音量ホーンキットの商品説明にある「標準のホーンよりも3dB音量の大きいカスタムホーンキット。」という一文にスポットを当てていきたいと思います。
商品はこちら>>スポーツスター・大音量ホーンキット
単位としてのdB(デジベル)
よく音の大きさなどを表すdB(デシベル)はアメリカのアレクサンダー・グラハム・ベル(Alexander Graham Bell)が最初に電話における電力の伝送減衰の表現に「B(ベル)」という単位を用いたことから始まっています。
このベル(B)という単位そのものでは値が大きすぎるため、その 10 分の 1 であるデシベル(deci Bel = dB)が通常使用されています。「デシリットル(dl)」のデシ(10分の1)と同じです。(1dl=100ml。)
「dB」は音の大きさの表現である音圧以外にも、電圧や電力等を扱う際にも使われます。お仕事などで利用されている方は特別として、あまり電圧や電力を扱うための単位としてのdB(デシベル)は馴染みがありませんね。
相対単位と絶対単位
実はdB(デジベル)は「相対単位のdB(デシベル)」と「絶対単位のdB(デシベル)」があります。簡単に言うと
- 「AはBより◯dB」というのが相対単位
- 「Aは◯dB」というのが絶対単位
になります。
よくdB(デジベル)で表現されるもので馴染みがあるものは絶対単位のdB(デシベル)です。
- 120:ジェットエンジンの近く
- 100:ドリル工事・電車が通る時のガード下
- 90:相当うるさい駄犬の吠える声
- 80:電車
- 20~30:ヒソヒソうわさ話
- 0:人が聞き取れる限界「20マイクロパスカル(20μPa)」
一般的には、こちらの絶対単位のdB(デシベル)が馴染みがあると思います。 いわゆる私たちが思うdB(デシベル)です。
ですので、このdB(デシベル)表現に慣れている私たちは3dB≒大して変わらないのではないか?と思う訳です。
スポーツスター・大音量ホーンキットの3dBは…
スポーツスター・大音量ホーンキットの商品説明にある「標準のホーンよりも3dB音量の大きいカスタムホーンキット。」という一文は絶対単位で用いられたdBではない、ということです。
そうです、相対単位としてのdB(デシベル)だった、ということですね。
この相対単位の3dB(デシベル)、この差がとても大きいのです。3dB(デシベル)違うと、実は同じ音を出すもの2つ分の音量となります。
わかりにくいので、どういう事かというと、100dB(デシベル)のホーンを2つ同時に鳴らすと103dB(デジベル)になるという事です。音って不思議ですね。
100dB(デジベル)のものが2つ同時に鳴ったら200dB(デジベル)じゃないの?と思いますが、実は103dB(デジベル)にしかなりません。 103dB(デジベル)のホーンは100dB(デジベル)のホーンのおおよそ1.4倍の音を出します。 ややこしいのですけど、2倍の音量は何dB(デシベル)かと言うと6dB(デジベル)です。
つまり106dB(デシベル)のホーンがもしあったとしたら、100dB(デシベル)のホーンの2倍の音が出ますよという事です。
相対的dB(デシベル)が感覚的に分かる表はこちらからどうぞ。
スポーツスター・大音量ホーンキットは本当に大音量だった
「標準のホーンよりも3dB音量の大きいカスタムホーンキット。」は本当に大音量になりますね。
たかが3dB(デシベル)ではなかったのです。 3dB(デシベル)『も』変わる、ということなのです。
ホーンカスタマイズ
ハーレー乗りは音に拘りを持つ方が多いです。
マフラーは拘っていても、ホーンは…とならないように、ぜひお気に入りのホーンにカスタムしてみてください。
360°全方位、無敵のハーレーを作り上げましょう!