ハーレーに乗っているとエアクリーナーからオイルが垂れてきて困ることってないでしょうか?
高速での走行を長時間続けたり、夏場の外気温が高い時なんかはとくにオイルが漏れやすくなりますので、一度は経験したことがあるかもしれません。
オイルが漏れてきてしまう要因としてエンジン内部で内部圧力が高くなりすぎてしまうことにあるのですが、だらだらと垂れてきてエンジン周りがベタベタになってしまうのは本当に困りますよね。
そんな困った症状をさっくり解決してくれるおすすめの商品がありますので、ご紹介していきます。
VENTEDオイルディップスティックを取り付けることで改善可能
エアーフィルターをエンジンオイルが汚す原因となるブローバイガスは燃焼によって生じた廃棄ガス、未燃焼のガスがピストンリングの隙間からシリンダーを通過し、クランクケースに漏れ出たものです。
このガスはクランクケース内で気化したエンジンオイルと結合してシリンダーヘッドからエアクリーナーへ再燃焼させるために還元しています。
このためクランクケース内の過度な圧力はブローバイガスに多くのエンジンオイルが含まれる結果となるのです。
FEULING製VENTEDオイルディップスティックは、オイルセパレーターシステム、穴あきディスク、交換可能なフィルターエレメント、アンブレラフラッパーバルブで構成されており、クランクケースベンチレーションシステム (CVS) を介してこの不要な圧力をFEULING製VENTEDオイルディップスティックから排出することが出来ます。
また、メーカーが行ったテスト結果では、エンジンオイル散布レベルの減少、スムーズで滑らかなエンジンの回転、燃料消費率の改善、ブローバイの減少などが確認されており、装着すればエアークリーナーに戻ってくるブリーザーオイルの量が減るので、エアーフィルターの汚れを抑えることが期待できます。
さらに、クランクケース内の過剰な圧力を逃がすことによりスムーズで滑らかなエンジン回転の実現と同時にパワーロスも防げますので燃費の改善にもつながります。
オイル交換時には、オイルタンク内をエンジンオイルで一杯ににしないようにしましょう。
バイクのエンジンオイル量を正しく保つことは非常に重要です。
FEULINGは高温時にオイルレベルを90%~99%になるように調整することを推奨しています。
VENTEDオイルディップスティックの選べる2wayスタイル
FEULING製VENTEDオイルディップスティックには取り付け時に選択できる下記2つの排気方法があります。
この取り付け方はスッキリした外観を提供しますが、過度のブローバイを伴うエンジンの場合エレメント部分からオイルミストなどが噴き出す可能性があります。
◆オイルディップスティックのキャップにゴムホースを介して付属のフィルターに接続
この取り付け方は過剰なオイルミストなどをゴムホースからフィルターに流します。
エンジンオイルの量を確認するためにゴムホースを取り外す必要がありますが、クイックディスコネクトを使用しているので取り外し、取り付けはワンタッチで可能です。
またこの方法は最初に説明したものよりも通気性が高いため、FEULINGが推奨する取り付け方となっています。
オイルレベルを確認するには
FEULING製VENTEDオイルディップスティックでオイルレベルを確認する方法は2つあります。
車両をジフィースタンドで置いた状態 (FHS) と、車両をジャッキなどを用いて直立させて水平に置いた状態 (FHU) です。
◆FHS = フルホットスタンド
車両をジフィースタンドで置いてオイルレベルを確認する場合は、ディップスティックにあるFHSと表示されたメモリから読み取ります。
◆FHU = フルホットアップライト
車両をジャッキなどを用いて直立させて水平に置いた状態でオイルレベルを確認する場合は、ディップスティックにあるFHUと表示されたメモリから読み取ります。
FEULINGは、適切なエンジンオイル量にするために次の手順を推奨しています。
- 1. エンジンが冷えた状態でオイルレベルをチェックします
- 2. エンジンオイルが適切な温度に到達するまでバイクに乗ります
- 3. 直立した状態でバイクのエンジンを停止します。(これにより、正確な読み取りが保証されます)
- 4. バイクがキックスタンドに乗ったら、オイルレベルをチェックします
- 5. 必要に応じてエンジンオイルを追加または減らします
今回ご紹介の商品はこちらから
フィルタエレメントとアンブレラバルブからなるブリーザシステムをオイルタンクから介して過剰な圧力を逃がし、ブローバイからの過度のオイル漏れを防ぐ事を可能にします。