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4月も終わりに差し掛かり、徐々に上着を着ているのが煩わしくなってきました。暑くなってくると人は汗をかいて体を冷やしますが、ハーレーのエンジンは暑くなっても汗をかくことはないので、熱は上がる一方です。エンジン内に熱が籠もらないように上手く逃してやる方法はいくつかあります。最もわかりやすい方法がオイルクーラーを利用する方法です。
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エンジンのオーバーヒートは危険
そもそもエンジンはなぜこんなにも熱を持つのでしょうか。触れると火傷するほど熱くなるのは、エンジン内部でガソリンを燃焼・爆発させてエネルギーを得ているためです。
ハーレーはほとんどの車両が空冷なので、季節の変化はもろに受けます。つまりこれから夏に近づくにつれてエンジンの温度は上昇していきます。
暑くなったエンジンにふれると火傷を追うので危ないということもありますが、エンジンへの熱ダメージも深刻になると、加速しにくくなったり、エンジンが停まってしまい、内部に深刻なダメージが発生してしまいます。
オイルクーラーにも種類がある

オイルクーラーを選ぶ際に注目したいポイントの一つに、冷却ファンが付いているかどうか。ファンがついていないと、停車時には当然風は自然に吹いているものだけとなるので、暑さの厳しい夏場を考えると冷却効果としては不十分に感じるでしょう。
ファンが付いている場合、停車時にも風を送り込むようにファンが回転するので、信号が多い街中でも安心感があります。エンジンオイルを冷やして循環させることで、エンジン内部の熱が上がりすぎないようにするだけでなく、逆に温度が低すぎるときは、必要以上に冷却することはなく、オーバーヒートだけでなく、オーバークールも防止できるため。冬場に取り外さなくとも、年中つけっぱなしにしてしまっても大丈夫なものもあります。
エンジンは、熱が高すぎるオーバーヒートの状態も、熱が低すぎてもオーバークールという状態となるので、下調べしてから購入を検討しましょう。
エンジンのオーバーヒートを防ぐには
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オイルクーラーが付いているから大丈夫と思うのも危険です。エンジンから余計な熱を奪ってくれるエンジンオイルですが、そのたびにエンジンオイルの劣化は進んでいきます。劣化したエンジンオイルではエンジンの内部を正常に保つことは難しくなります。 エンジンオイルは定期的に交換しなければいけません。
正常なオイルとオイルクーラーが合わさることで、初めて本来の力を発揮できます。オイルクーラーは心強い味方であることには違いありませんが、エンジンオイルあってのものということを忘れないようにしましょう。
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長く渋滞に捕まる行楽シーズンに注意
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今週末は10連休という長い長いGWが始まります。観光地ともなると、連休中は車の量も桁違いに増えることになるでしょう。そして、渋滞にハマればハマるほど、空冷であるハーレーはエンジンの熱を逃がすことが難しくなってしまい、オーバーヒートの原因となります。
定期的にエンジンオイルを交換することを忘れず、特に夏場になることには、オイルクーラーの装着を一度検討してみてはいかがでしょうか。いかにもな見た目を気にする方は、オイルクーラーカバーのような、装飾パーツもあるのでカスタムの幅も広がるかもしれません。
オイルクーラーの他にもエンジンを冷やすためのカスタムパーツに、シリンダーヘッドクーラーがあります。猛暑日が続くようなら併用するのがいいでしょう。
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