ハーレーに限らずエンジンで動くすべての機械に必要となるエンジンオイル。エンジンを動かすうえでの潤滑油として、重要な役割を担っています。
そのエンジンオイルも使い続けていると、内部やオイルの通り道にはカーボン、スス、スラッジ(燃えカスのこと)などが発生。それらがだんだんと蓄積していくと、下記のようなことが起こる可能性もあります。
➀燃費が悪くなる
➁パワーがなくなる
➂アイドリングが不安定になる
④エンジンのかかりが悪くなる
もし、ご自身のハーレーにこれらの症状を感じていたら、エンジンの「フラッシング」を試してみるのはいかがでしょう。
フラッシングとは
フラッシングとはひとことで言えば「エンジン内部の洗浄」のこと。
エンジン内の金属粉をふくめ、汚れはエンジンオイルの定期的な交換で解決されるものですが、固形化してこびりついたりなど、オイルの交換だけでは取り除けない汚れもあります。
そのような時に行うのがフラッシングです。
フラッシングゾイル(FLUSHING ZOIL)
そこで、今回ご紹介するのがパパコーポレーションより発売のフラッシングゾイル(FLUSHING ZOIL)。
高度に精製されたナフテン系およびパラフィン系ベースオイルを巧みに組み合わせ、さらにスーパーゾイル成分などを配合したこのフラッシングゾイルは、エンジン内の有効な成分を損なうことなく、またパッキンやゴム類を傷つけることなく、余分な汚れ部分だけを包み込んで排出します。
また、エンジン内に残っても安心な成分のみで構成されており2度洗いをする必要もありません。
従来の問題点をすべて解決した画期的なフラッシングオイルがこのフラッシングゾイル(FLUSHING ZOIL)なのです。
[図A] 従来のフラッシングオイル
従来のフラッシングオイルの場合、スラッジだけでなく有効な成分も一緒に落とすことがありました。また、金属表面自体の変化はありません。
[図B] フラッシングゾイル(FLUSHING ZOIL)
フラッシングゾイルが余分なスラッジだけを包み込んで排出します。さらに、スーパーゾイル成分の働きで、金属表面をコーティング。再生し滑らかな状態につくりかえます。
実際に使ってみました
1.フラッシングオイル使用のタイミングは、エンジンオイル交換時になります。
2.まずはオイルタンク内の使用中のエンジンオイルをすべて抜きます
3.フラッシングゾイルをそれぞれの規定オイル量の2/3以上いれます。
※フラッシングオイルは粘度が低く、無色でシャバシャバしています。この透明感を覚えておいてください。
4.5~15分程度のアイドリングを実施。または回転数をあげない負荷の少ない走行を行います。
5.フラッシングゾイルをすべて抜き取ります。
※さきほどの透明だったものがドロッとした濁った色の液体に変わりました。汚れをそれだけ落とし、内部が洗浄されたという証拠です。
6.フラッシングの後は必ずオイルフィルターも新品に換えます。
7.オイルフィルターの交換完了。これで終了となります。
これまでエンジンオイルのフラッシングは、エンジンに悪影響を与える。という意見がたびたび聞かれました。
実際は成分による話になるのですが、今回紹介したフラッシングゾイルはそうしたエンジンにダメージを与えるという心配もなく、お使いいただけるフラッシング剤です。
もし燃費やパワー不足など、ご自身のハーレーにいつもよりちょっと不調を感じることがあれば、次回のオイル交換のタイミングにぜひ一度お試しください!