【挑戦してみよう】ハイドロリッククラッチ用イージークラッチの取り付け講座

【挑戦してみよう】ハイドロリッククラッチ用イージークラッチの取り付け講座

ハーレーに乗る上でエンジン熱と同じくらい問題になってくるのが、クラッチの重さで指がイカれるということではないでしょうか。

さほどクラッチを使わない場面であればいいのですが、信号の多い道を走るときや渋滞に巻き込まれたときは重いクラッチにかなりつらい目に合わされることになります。

ハーレーのクラッチにはワイヤー式と油圧式がありますが、どちらを使うかでメンテナンスの手間やレスポンスの違いなどがあり、どちらにも良し悪しがあるものです。

ですが、ハーレーの油圧クラッチはワイヤークラッチに比べても重く感じることが多く、バイカー泣かせのパーツだったりもします。

そんな油圧クラッチの重さに悩む方のためにクラッチレバー操作を各段に楽にしてくれる「イージークラッチ」の取り付けの様子をお見せしていきたいと思います。

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適合
2017~20年ツーリング、トライクモデル、2017年FLSS、FLSTFBS、2017~20年CVOモデルでクラッチアクチュエータ37200131A装着車に適合
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適合
2014~16年ツーリング、トライクモデル、2016年FLSS、FLSTFBS、2013~16年CVOモデルでクラッチアクチュエータ37200023装着車に適合
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2002~17年V-RODモデルに適合

【作業前準備】 ★安全に作業するためにも準備は確実に行いましょう!

①車体をジャッキアップして車両を固定する
②両サイドのサドルバッグを取り外す
③左側のサイドカバーを外してメインヒューズを外す


それではここから2017年FLHRXSへのミューラーモーターサイクルのHYDROクラッチの取り付けを順を追って解説していきたいと思います。

1. マフラーの取り外し

  • サイレンサーの取り外し

    ①トランスミッションサイドカバーを取り外すためにはエキゾーストパイプが邪魔になりますので、これをずらすため左右のサイレンサーを取り外します。

  • ヒートシールドの取り外し

    ②クロスオーバーパイプを外し、エキゾーストパイプに付いているヒートシールドを外します。

  • エキゾーストパイプを下の方へずらします

    ③エキゾーストパイプを固定しているナットを外して、エキゾーストパイプを下の方へずらします。

2. 標準装備の油圧シリンダーの取り外し

  • 2つのボルトを外していきます

    ①トランスミッションサイドカバーを固定している2つのボルトを外していきます。

  • カバーを外します

    ②ボルトを外したらそのままカバーを外します。

  • ハイドロリッククラッチライン、ブリーダースクリューをクラッチシリンダーから取り外します

    ③トランスミッションサイドカバーを取り外すと油圧シリンダーが出てきます。
    油圧シリンダーを取り外す前にハイドロリッククラッチライン、ブリーダースクリューをクラッチシリンダーから取り外します。
    クラッチマスターシリンダーの蓋を開けなければオイルは少量漏れるだけで済みます。

  • 3本のボルトをを外します

    ④油圧シリンダーを固定している3本のボルトを外します。

  • 油圧シリンダー本体を外します

    ⑤ボトルが外れたらそのまま油圧シリンダー本体を外します。

3. 油圧シリンダーの組み換え

  • ①ノーマルの油圧シリンダーで使用しているダストブーツ、スプリングは使用しますので外してイージークラッチ(HYDROクラッチ)のピストンに取り付けます。
    ノーマルよりピストン径が大きくなり軽くなります。

  • ※ダストブーツはピストン先端の溝に確実に収めてから取付をするようにしましょう。
    ピストンをシリンダー本体に入れる際には、ラバーの部分にブレーキオイルDot4を塗布してから斜めにならないようまっすぐにして押し込みます。

4. 油圧シリンダーの取り付けおよびエアー抜き

  • ダストブーツ、スプリングは使用しますので外してイージークラッチ(HYDROクラッチ)のピストンに取り付けます

    ①ノーマルの油圧シリンダーが付いていたところにイージークラッチ本体をしっかり押し込んでからボルト3本で固定します。

  • ダストブーツはピストン先端の溝に確実に収めてから取付をするようにしましょう

    ②イージークラッチ本体にハイドロリッククラッチライン、ブリーダースクリューを取り付けます。

    ③ブレーキラインと同様の手順でハイドロリッククラッチラインのエアー抜きをおこないます。
    エアー抜きが終わったらクラッチを握りオイル漏れがないことを確認してからトランスミッションサイドカバーを取り付けます。

     

5. 取り外した部品をもとに戻して完成

最初に取り外したマフラー、サイドカバー、サドルバッグ等を取り付けて完成です。

油圧式のクラッチはワイヤー式に比べて構造が複雑で少しとっかかりにくいところがありますが、一度イージークラッチを取りつけてしまえば手で実感できるほどのクラッチの軽さを感じることができます。

ツーリング中の手の痛みはとても我慢しがたいものですが、油圧クラッチのために特別に設計されたイージークラッチを組み込むことでこの先快適なツーリングができるのです。

ぜひ油圧クラッチの重さに悩んでいる方はこちらの記事をもとに挑戦してみてください。


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2017~20年ツーリング、トライクモデル、2017年FLSS、FLSTFBS、2017~20年CVOモデルでクラッチアクチュエータ37200131A装着車に適合
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