アメリカ発の高級バイクとして高い人気を誇るハーレーですが、その特徴的なエンジン音でも知られています。
そんなハーレーは信号待ちをしている時にリズムカルで非常に心地の良いサウンドが聞こえてくる事があります。
それはアイドリング時にハーレーのVツインエンジンから発せられる独特のテンポの音で、ハーレーに詳しい人の間では三拍子と呼ばれています。
ハーレーの生み出す三拍子のリズムはテンポが良いため多くの人々に好まれています。リズムにひかれてハーレーを購入する人もいれば、リズムを生み出すためにあえてパーツのカスタムをする人もいるほどです。
今回はハーレー独特なサウンド『三拍子』についてお話していきたいと思います。
ハーレーの三拍子とは?
不均等で不思議なアイドリング音は昔からハーレーダビッドソンのユニークな特徴のひとつとして認知されています。
「ドッドッド」という独特の鼓動感は三拍子と呼ばれていてハーレーの代名詞とも言われています。
ちなみにアメリカではポテトサウンドとも呼ばれており、その由来は、アメリカ人の耳には、「ポテト、ポテト、ポテト」という聞こえ方をするためであるといわれています。
ハーレーの三拍子の仕組みや原因
三拍子の原因は色々有りますが、正確な要因ははっきりしていないため、ハーレーによってはその音が出ない場合も少なくありません。
三拍子の原理に付いては色々と言われていますが、エンジンの点火タイミングとキャブレターの吸気タイミングが大きく関係しているという説が有力です。
キャブレター式のエンジンは通常、混合気を吸い込みシリンダー内に注入した後爆発が起き、その後排気を行った後再度吸気を行うというサイクルになりますが、 この爆発の音が2つ続いた後排気バルブの切り替え音が聞こえて三拍子のような音が発生するという原理が有力候補です。
三拍子のメリット・デメリット
三拍子はハーレーの伝統を表す一つです。走行中の満足度に一役買っています。
メリットは言うまでもなくアイドリング中に「心地が良い三拍子のサウンドが聞ける」ということです。
デメリットも存在しておりエンジンや電気系統のバッテリーに悪い影響とダメージを与えてしまうという点です。 アイドリング時の回転数をあまりにも下げすぎる事が原因でエンジン内部全体に正常にエンジンオイルが回りづらくなってしまう事で油圧が下がりで、オーバーヒートを引き起こすことに繋がります。
ハーレーには魅力と不思議がたくさん
いかがだったでしょうか??
ハーレーについて勉強していると不思議や魅力がたくさんあります。
ちなみにこの三拍子をと出すためにはエンジンのセッティングやチューニング・カスタムが必要になります。
最も三拍子が出しやすいのは、1980年代半ばごろに販売されていたエボリューションエンジンモデルだといわれています。
実はかなり専門的な知識が必要となるので、もしどうしてもこの三拍子を出したいと思うのであれば一度プロの方に相談するのをオススメします。
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