ハーレー ツーリングモデルのハンドル交換

ツーリングモデルのハンドル交換

今回作業した車両は2019年式のFLHXSEです。

こちらはツーリングモデルと言って、ロングツーリングに対応するためのハーレーとされています。

特徴としてウインドシールド、エアショックアブソーバー、サイドボックス、リアボックスなどが備わっています。

まさにツーリングをするために作られたハーレーだと考えてもいいかもしれません。


今回はそんなハーレーのツーリングモデルのハンドル交換についてお話していきます。

ハンドルを自分に体型に合わせてより快適にツーリングをしてください。
交換をする自信がない人は是非当店まで一度ご連絡ください。

商品はこちら>>BAGGER MONKEY BAR

作業準備

車体をジャッキアップして車両を固定し、バッテリーもしくはメインフューズを外しフロントフェンダーに傷が付かないようにサービスカバーをします。

フェアリングの取り外し

ストリートグライドモデルやエレクトラグライドモデルのハンドルを交換する場合フェアリングの取り外しが必要になります。
最初にアウターフェアリングを固定している内側4本のボルトを緩めて外します。

ハンドルを交換 フェアリングの取り外し

シールドを固定しているボルト3本のうち両端の2本を先に緩めて外し、最後に真ん中のボルトを緩めます。
真ん中のボルトを外す前にシールドを外し、アウターフェアリングを支えながら真ん中のボルトを取り外しヘッドライトの配線コネクターを外してアウターフェアリングを取り外します。

アウターフェアリングを取り外す

インナーフェアリングを外す準備をします。

インナーフェアリングを外す準備 コネクターを外す

車体からの配線を辿りコネクター部分で配線を取り外しインナーフェアリングを外す準備をします。
またオーディオの下辺りにハンドルからの配線のコネクターがありますのでこれも取り外します。

フロントウインカーのナットを取り外します。

ナットを取り外します

両サイドのフロントウインカーの上下のナットを緩めて取り外します。

コネクターを取り外してダッシュパネルを取り外します

ダッシュパネルを取り外します

ダッシュパネルの両サイドにあるネジを外し、スイッチの裏側にあるコネクターを取り外してダッシュパネルを取り外します。

フェアリングスカートを取り外します

フェアリングスカートを取り外します

インナーフェアリングを固定している両サイドのボルト4本のうち下2本を外してフェアリングスカートを取り外します。

アッセンブリで取り外します

アッセンブリで取り外す

残りの上の2本のボルトを外してインナーフェアリングを上に持ち上げつつ前方に少し倒しながらアッセンブリで取り外します。

スイッチ・配線を取り外し、電子スロットル本体をハンドルから抜き取る

フロントブレーキマスター、クラッチマスターを取り外してスイッチハウジングも取り外します。

フロントブレーキマスター、クラッチマスターを取り外す スイッチハウジングも取り外す

スイッチ、配線を取り外す

スイッチ本体にあるコネクターを外してスイッチ、配線を取り外します。

最後にグリップを取り外し右側の電子スロットル本体をハンドルから抜き取ります。1インチ径ハンドルの場合はコネクターが引っかかる恐れがあるので   予めコネクターと配線を分解しておきます。

新しいハンドルを取り付け、配線にカプラーを取り付けて接続

配線にカプラーを取り付けて接続

古いハンドルをライザーから取り外して新しいハンドルを取り付けます。配線を中通しする場合はハンドルを車体に取り付ける前に糸やワイヤーなどを利用して配線を中に通しておきます。

ハンドルをライザーに固定したら配線にカプラーを取り付けて接続します。

ガソリンタンク、マフラーを取り外しホースを交換後、エアー抜きが終わったら漏れの確認

ガソリンタンク、マフラーを取り外してホース交換

フロントブレーキホース、油圧クラッチホースを交換するためガソリンタンク、マフラーを取り外します。
ガソリンタンクを外すとフレームに沿ってシート下のABSユニットまでブレーキホースがありますのでホースを外して交換します。



油圧クラッチホースはトランスミッションサイドカバーを外してホースを交換します。

ホースを交換 エアー抜きが終わったら確認

ホースを交換したらブレーキオイルを入れてエアー抜きをします、エアー抜きが終わったらレバーを握って圧をかけ取り付けた部分に漏れがないかの確認をします。

完成

インナーフェアリングを取り付けてハンドルが干渉しないことを確認してから取り外した各パーツを取り付けていきます。
カプラーの繋ぎ忘れやハンドルを左右に切ったときにホース類が無理なく付いていることを確認して完成です。

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