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自分だけのハーレーを持つことは夢であり憧れです。カスタムパーツを自由に組み合わせて、オリジナルの一台を作り上げることに高揚感を味わうことができます。そんなカスタムパーツ選びで失敗しないために、一番に見ておかないといけないのは適合情報です。
自分のハーレーのモデルを確認する

カスタムパーツはモデル適合品というものがあります。適合とされている年式・モデルであれば、加工の必要なく取り付けられるパーツをそのように称されています。
逆に、汎用品と呼ばれるものは、どのようなモデルにも装着できるけれど、装着するには加工する必要のあるカスタムパーツになります。
カスタムパーツのシート周りを確認いただければわかりやすいと思います。モデル適合品によって分けており、汎用品は別枠で。その他アクセサリー類も分けています。
「せっかく購入したのに取り付けられない!」という事態にならないためにも、自分のハーレーに適合したパーツを購入するようにしてください。
※アンバーピースに掲載している商品の適合情報は、製造元のメーカーページを参照しています。
車種・年式がわからない場合、車体番号から調べることができます。
車両のカスタム状態によって取り付けられないこともある
モデル適合品であっても、取り付けられないというケースも存在します。その多くは未カスタム状態でない車両に装着しようとしたことが理由です。
装着しようとしたカスタムパーツに干渉する位置に、他のパーツをカスタムしたことはありませんでしたか?カスタムパーツメーカーが出している適合情報は、未カスタム状態の車両です。他のメーカーがどんなカスタムパーツを出しているかを把握しているわけではないので「どこをどのようにカスタムした車両にも装着できます」というデータではないのです。
自分ではカスタムした覚えは無くても、中古で手に入れたハーレーの場合には注意が必要です。購入時に注意事項として記載がされていなくても、カスタムされている可能性があります。
製品不良の可能性も0ではありませんが、まずは周りに装着したパーツを見直してみてください。
パーツ同士が干渉しないようにするためには
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同じメーカーのカスタムパーツを使うことで、ある程度パーツ同士の干渉を防ぐことができます。メーカー側でも同時に取り付けることを想定してテストされているはずです。異なるメーカーのパーツを組み合わせるよりも、カスタムできない事態になることは防げるでしょう。
なにより、メーカーを揃えることで一体感も出てきます。例えばKuryakynからは、ある特定のテーマに沿ったパーツコレクションシリーズがまとまって登場しています。カスタムの方向性を決めておくと、パーツ選びもスムーズに運びます。
分からないときは素直に聞こう
カスタムバイクショップへ自分の車両を持っていって聞いてみるのもいいでしょう。メーカーからの適合情報以外にも、装着実績というデータを持っているのがカスタムショップの強みです。もしかしたら、組み合わせが可能なパーツの情報もあるかもしれません。
加工込みでやってくれるお店もあるので、相談できるショップを近所に見つけておくと安心です。
ワンオフ品はデータなし
ワンオフという言葉に聞き馴染みがないかもしれませんが、オーダーメイド、1点物の特注品のことです。そういったパーツの装着車両には、当然データがありません。ショップには出回らない商品ですが、稀に中古で販売されていることがあります。加工が必要になる可能性が高いので、メーカー不明な商品には注意が必要です。
ご自分でパーツをワンオフで注文する場合は、車両を元に製作になるので、装着できるかどうかを考えなくてもいいので、ある意味一番安心して頼むことができます。特注のため費用もそのかかりますが、自由度が違いますので、余裕があるようなら視野に入れてみるといいでしょう。
カスタムしたら気をつけること
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選ぶ時にも気を付けないといけないカスタムパーツですが、装着後にも気を付けなければいけません。シートやハンドル、サスペンションなどを変更すると、乗り心地や乗車時の姿勢などにも影響が出るので、安全に走行できるかどうかの確認が必要になります。自分のためにも、愛車のためにも、慣らし運転は必要です。
楽しく安全にハーレーを乗りましょう。