コーケンは日本の工具メーカーです。正式名称を山下工業研究所といい、コーケンの名は工研に由来しています。主にソケットやソケットレンチがラインアップされています。
日本が誇るソケット専門のメーカー
創業は1946年、その後50年以上に渡りコーケンは日本が誇るソケット専門メーカーとして活躍してきました。
戦後すぐに海外への販売にも目を向けたコーケンは今では世界中で愛される商品作りを実現しました。
ソケットやソケットレンチの専門ブランドとして日本国産だからこそ可能な品質と豊富な商品バリエーションの供給をコーケンはこれからも続けていきます。
商品の開発にあたっては最新の技術を駆使し、革新的な設計のもとに行われています。
ソケットアイテムの種類は非常に多く、中にはなかなか使用されないようなマニアックなサイズのものも取扱があります。
ソケットレンチにおいては世界の中でも高いシェアをもっており、外国人の間でもソケットレンチといえば日本のコーケンという方も多くいます。
とくにヨーロッパにおいて、その高い性能が評価され、高級工具ブランドと言われるほどです。
品質へのこだわりを半世紀以上続けている
日本ではコーケンは工具に詳しいハーレーオーナーの間ではよく知られています。
しかし、街のバイクショップやホームセンター、工具店には消費が並ぶ機会が少ないため、一般の方にはあまり知られていません。
逆に海外では有名になっている地域も多く、中にはコーケンのコピー商品が出回っている時代もあったほどです。
コーケンの工具の販売比率を見ても日本国内は3割、海外への販売は7割と圧倒的な数字を保っています。
コーケンのソケットレンチは独自の鍛造機械により、機械での生産でありながらも鍛えられて造られます。
こうして、他社では実現できないような滑らかな内部のラインと均一に整えられた金属組織を見ることができます。
便利なソケットセットも
海外でも高い評価を得ているコーケンのソケットレンチはセット商品も出ています。
セット内容は基本的なラチェットハンドルにT型ハンドル、ブレーカーバーなど、使いやすさを重視しています。
ソケットのサイズは多くのバイクで使用するサイズが揃っていますので、これさえあれば自宅ガレージでの整備も簡単になります。
大型バイクであるハーレーをメンテナンスする際には締めたり緩めたりという作業は必ず必要になります。
そんな作業に必要な工具は信頼できて、性能も確かなメーカーのもの。
コーケンの工具なら半世紀以上の商品開発により信頼性抜群のアイテムを提案できます。
安価でありながら強度も十分
コーケンの工具製品は全て安全性が高いレベルで維持され、開発の際には最新のデータを元に設計されています。
高性能であること、使いやすいこと、そして強度はもちろん大事ですが、メンテンナンス作業を行うオーナーへの安全性がなければいくら車体を完璧にメンテナンスしても意味がありません。
コーケンではどれだけ力を入れれば壊れるのか、どのような使用を続けると破損するのかを徹底的に研究し、次世代の工具へと繋げています。
そうした開発目標の末にスタンダードなソケットのセットも発売しており、トルクを掛けたいときや早回しをする際にはとても役立ちます。
コーケンが追求するドライバー
コーケンのアタックドライバーはビスボルトナット等が錆び付いていたり、硬く閉まっていて緩められない時、また強く締め付けたい時、効果を発揮します。
また、工具メーカーの中でもアタックドライバーをここまで追求しているのはコーケンぐらいのものです。
通常はショックドライバーとも言われる製品ですが、コーケンではほぼ毎年このドライバーを改良しており、使い心地を向上させています。
一般のショップには並ぶ機械の少ないコーケンの製品ですが、今回紹介したようにそのラインナップは非常に多く、性能と信頼性も確かですので、日々のハーレーメンテナンスに取り入れるには最高の商品と言えるでしょう。
いいメンテナンスはいい道具から始まります。