ハーレーダビッドソンの最大の特徴である エンジン。その内部チューニングパーツを 多く取り扱っているのがフューリングです。
エンジンのチューニングパーツで有名なブランド
フューリングはハーレーダビッドソンのエンジン内部のチューニングパーツを創業開始以来長年に渡って開発しており、他にもフォードやクライスラー、ゼネラルモーターズ、日本のメーカー日産など多くのエンジンアフターパーツを手がけています。 ハーレーダビッドソンのエンジン系パーツではカムシャフトやバルブ周り、オイルポンプなどで世界中のハーレーライダーやプロショップに評価されています。 フューリングはハイパワーエンジンの開発でも知られており、特許を持ったW3エンジンは職人とも呼ばれるオートバイエンジンのデザイナーによりアメリカ本国だけでなく世界を驚かせました。 オートバイ雑誌でも頻繁に取り上げられるメーカーでもあり、テレビ番組では有名なディスカバリーチャンネルに登場したこともあります。 エンジンのサウンドは商標登録もされており、フューリングだけが放つことのできる音を楽しむハーレーライダーも多くいます。
フューリングの歴史と商品開発
ハーレーダビッドソンのエンジンチューニングパーツを販売していることで知られているフューリングですが、自動車のほうでも実績があります。 最高比出力の自動車エンジンを開発したこともあり、ワイドマージンバルブでも特許を取得しています。 他にもミハエルシューマッハが最初に着用したベルヘルメット（Bell / Feuling SSヘルメット）に、特許取得済みのエアロヘルメットデザインを設計して取り入れ、認可しました。 ヘッドと視界を安定して高速に保つように設計されています。 レース用飛行機の製造でも世界レベルの設計と製造技術を有しており、ヘルメットにしろ飛行機にしろ空気力学的なデザインと性能を取り入れていることも大きな特徴です。
高性能なオイルポンプ
フューリングが誇る「レースシリーズ」のオイルポンプはトップグレードアイテムとして長年人気があります。 性能アップの倍率も非常に高く、ストックのオイルポンプよりオイル供給量が40％向上、戻し量が60％向上するので、確かな実感を得ることができます。 エンジンに回るオイルが飛躍的に増えることでハーレーの冷却効率がアップしますので、カスタムなどで排気量をアップさせているエンジンやチューニング済みの車両には非常に効果があり、必須ともいえるオイルポンプです。 また、無駄なオイルを素早く回収することでエンジンのロスをなくしエンジン回転をスムーズにさせることができます。 インジェクションコントローラーでアイドリングを低回転にセッティングされている車両にも効果があり、エンジントラブルが改善できますので安全性と快適性の向上に繋がります。
ギア測定用の工具
ピニオンシャフトランアウト ギアバックラッシュツールはフューリングの特殊な工具です。 ギアドライブ仕様になっているギアドライブのバックラッシュを測定したり、クランクシャフトの振れ測定にも使用することができます。 こちらの工具を使用するには専門的な知識が必要になりますが、ハーレーダビッドソンに乗っている方はメンテナンスから整備まで全て個人で行うという方も多くいますので、ハーレー上級者の方には嬉しいアイテムです。 EVOビッグツインもしくはツインカムエンジンに使うことができます。 ハーレーダビッドソンのカスタムは目立つ外装パーツ以外にも内部パーツに拘るだけでマシン性能を大幅にアップできます。
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カムプレートテスト用の工具
ハーレーダビッドソンは通常の場合、ツインカムエンジンのシャフト動作はチェーンにより動かされており、クランクからリアバンクへと繋がるチェーンとリアバンクのカムシャフトからフロントバンクへ通じるチェーンの2つで構成されています。 しかし、チェーンタイプの作動には何かと問題もありますので、ハーレーダビッドソンのオーナーの中にはギア式の作動へとカスタムする方もいます。 ギアドライブ化する際にはカム部分を弄ることも必要になってきますので、そんなときはプレッシャーリリーフ PSIテストツールのようにカムプレートを再セットアップする際のプレッシャーテストを行う工具が役立ちます。 ギアドライブ化を行うことで抵抗が減ったり、ベアリングへの負担を抑えることにも繋がりますので、様々なトラブル防止になります。フューリングではギアドライブ化した車両に使用できるパーツも販売しています。