アンドリュースは1972年の創業以来カム・シャフト、プッシュロッド、トランスミッション・ギアおよび関連部品の設計と製造を行ってきました。
カムシャフトで有名なブランド
ハーレーダビッドソンの交換用カムシャフトやミッションギアで有名なのがアンドリュースです。
品質の高さと確かな耐久性を両立した製品はパフォーマンスパーツとしては世界中で評価されているほど信頼されています。
CNC技術の高い製品はレースシーンやストリートシーンに関係なく選ばれています。
エボリューションの全盛期時代にはハイカムの使用率はEVシリーズが最も使われていたことも知られています。
アンドリュースの製品は最先端の工学設計と製造技術を駆使して優れた品質のカムシャフトとトランスミッションギアを製造しています。
アンドリュースの本拠地はモダンな45,000平方フィートの工場で、シカゴのオヘア国際空港の北6マイルに位置し、優れた熟練の職人と国内外の顧客をサポートするための膨大な出荷システムを構築しています。
アンドリュースの歴史
アンドリュースは1972年に設立され、40年以上にわたりモータースポーツ業界向けにカムシャフトとトランスミッションギアの製造を専門としてきました。
元々はオートバイ用トランスミッションのギアとシャフトの製造を開始したアンドリュースでしたが、カムシャフトと関連するバルブギア部品もその後ラインナップに追加されました。
カムとギアの両方の革新性とユニークさは、世界のバイクライダーへアンドリュース製品のカムとギヤの需要の波をもたらしました。
2002年には新たな工場を開設し、カスタムパーツビジネスが成長するにつれてカムシャフト設計、プログラミング、製造にさらに力を入れ始めました。
そして製品のテストのために使いやすいコンピュータ支援のカムシャフト検査装置を開発し、ユーザーの手元に渡るまでに特性を調べつくしています。
アンドリュースを代表するパーツ
カムシャフトはアンドリュースを代表するパーツのひとつです。
カムシャフトを標準装備のものからカスタム品へ交換するだけでエンジンの特性は様変わりします。
カムシャフトには大き分けて3種のものがあり、パワー系、トルク系、そしてパワーとトルクの特性を併せもったハイブリットタイプのものが一般的です。
最大出力の馬力を求めている方にはパワー系を、長距離のツーリングなどで荷物を満載にする方にはトルク系、そしてハイブリットは中間地点に位置するパーツです。
ノーマルと比べると、どのカムシャフトを選んでもその違いを実感することができますので、長年ハーレーに乗っている方は交換している方も多いです。
アンドリュースの製品はストリート仕様からレースまであらゆる走行シーンを想定したラインナップで展開しています。
>>ANDREWS カム 1984~99年エボリューション用はこちら
ガスケットなどのセットも
ハーレーダビッドソンに乗っている方はあまり聞き慣れないかもしれませんが、通常のチェーンドライブの他にギアドライブというものも存在します。
カムをギア駆動させるこのギアドライブはカムシャフトをより正確に動作させることに重点を置いており、4CAMのスポーツスターなどでは以前よりギアドライブの機構がカムカバーの中に組み込まれています。
こちらのインストレーションキットはノーマルのチェーンドライブからギアドライブへと換装する際に必要なガスケット、ベアリング、ハードウェアが入ったインストールキットです。
チェーンドライブには何かと問題も多いので、カムシャフトを交換する際にはギアドライブ化するほうが好ましい場合があります。
カムなどをバラさずにインストール
ロッカーボックス、ガスタンク、カムなどをバラさずにインストールできる「EZ-INSTALLPUSHRODS」。
プッシュロッドチューブキットと合わせることで 交換の際にロッカーボックスを取り外す必要のないプッシュロッドです。
作業効率の大幅に短縮できる画期的な商品ですので、煩わしい作業に難儀していた方にはおすすめです。
プッシュロッドは主にオーバーヘッドバルブのエンジンに使用されており、カムシャフトで駆動するタペットからロッカーアームの一端に動力を伝える棒のことを指します。
アンドリュース製品を愛車のハーレーに取り入れる方はまずカムシャフトを交換する方が多いので、そんときにプッシュロッドも取り替えるとマシン性能は飛躍的に向上することでしょう。