ここ最近、世界的に人気を集めているバイクスタイルのひとつ“スクランブラー”。
60〜70年代、舗装されていないダートコースでストリートバイクを改造してレースをしていた時代、「スクランブルレース」と呼ばれていたそのレースに参加するバイクをスクランブラーと呼んでいたのがその由来で、現在ではトライアンフ、ドゥカティ、BMW等のヨーロッパ系メーカーからYAMAHA、KAWASAKIといった国内メーカーまで、こぞってこのスタイルを意識したモデルをリリースするにまで至っています。
ハーレーとスクランブラーカスタム
ハーレーの中では、スポーツスターがスクランブラーカスタムのベース車両として多くの支持を得ています。国内外のパーツメーカーがスポーツスターをスクランブラー化するパーツを世に送り出しております。
そんなスクランブラーカスタムにフィットするパーツがあのKURYAKYNからもリリースされました。その名もDILLINGER(ディリンジャー)コレクション。アメリカの昔のギャングと同じ名前を冠したそのシリーズの特徴はスクランブラーを意識したそのネオレトロなデザインです。
KURYAKYNでは少し前にRIOTというパーツコレクションをリリースしましたが、そちらもスクランブラーカスタム向けのパーツでしたが、RIOTコレクションはどちらかというとオフロード寄りで、DILLINGERコレクションはオンロード寄りといったデザインです。
フット&シフトペグを現物チェック
今回、DILLINGERコレクションの中から、フットペグとシフトペグが入荷しましたので、早速チェックしてみました。
DILLINGER フットペグ
まず手に取って感じるのはその軽さです。鉄製のフットペグが多い中、こちらのフットペグはアルミベース。量ってみたら片方で246gという軽さです。オフロードバイクのフットペグのような大きく肉抜きされたデザインが大きく軽量化に貢献しています。ボディはマルチピース構造でメインボディはマット仕上げ、足の接地面となる部分がスムース仕上げとなっています。
軽量さと合わせて注目すべき点はマウント部分が別体式になっているところです。今回チェックしたフットペグは標準的なオス型マウントのペグアダプターが装着されておりますが、このペグアダプターは別売りでスポーツスターの一部特殊な形状のマウントや2018年に登場したミルウォーキーエイトソフテイルの新しい形状のマウントもリリースされておりますので、あまり取り付けできるフットペグが多くなかった両ユーザーの方にはうれしい仕様となっております。
スプラインペグアダプター
最初からこれらの形状のモデルに装着をする場合は、ペグアダプター無しのフットペグと対応するペグアダプターをそれぞれ購入すると無駄がございません。尚、このペグマウント別体構造は最近のKURYAKYNからリリースされているペグのほとんどが採用していますので、他のデザインも気になる方はそちらもチェックしてみてください。
DILLINGER シフトペグ
シフトペグもフットペグ同様、アルミ製のマルチピース構造で、大きく肉抜きされたデザインです。こちらも量ってみたらボディが40gでボルトが13gという数値でした。シフトレバーへの負担も少なく、シフトチェンジもスムースに扱えそうな感じです。
その他のパーツも要チェック!
このDILLINGERコレクションにはその他にも個性的かつ魅力的なパーツがリリースされております。
DILLINGER ヘッドライト トリムリング
ヘッドライトレンズを保護するグリルが特徴的なトリムリング。5-3/4インチサイズでスポーツスターはもちろん、同サイズを採用するダイナ(FLD除く)やソフテイルのFXモデルにもフィットします。
DILLINGER ハンドガード
クラブスタイルでも人気のハンドガード。アルミ&ABS製の派手なデザインですが、風、雨はもちろん、ブッシュやロック等からしっかりガードしてくれます。
DILLINGER ラゲッジラック
オフローダー然としたネオレトロなデザインのリアキャリア。非常にスマートなデザインで、写真のようにブロックタイヤとの相性も◎。
DILLINGER ブレーキ&クラッチレバー
2ピース構造のレバーエンドデザインと大きく肉抜きされたレバー部が特徴的なブレーキ&クラッチレバー。
スポーツスターユーザーの方には待望のパーツコレクションかと思います。是非、DILLINGERコレクションのパーツで愛車をコーディネイトしてみてください!