SUキャブレターのオーバーホールの様子をご紹介します。
SUキャブレターは通常のCVキャブと比べても、より日頃のメンテナンスが大切な構造になっています。
これからのバイクシーズンに向けて、一度オーバーホールしておくとよいでしょう。
オーバーホールにはSUキャブレター用リビルドキットをご利用ください。
エアクリーナーから順に
エアクリーナーを外し、タンクコックをOFFにしてからフューエルホースを外します。 次にアクセルケーブルのアジャスターを緩めてアクセルケーブルを外します。
キャブレターを分解する前に
キャブレターを分解してしまう前にミクスチャースクリューがどの位置にあるか、 締め込んでいき何回転になるかを予め確認しておきましょう。これを忘れてしまうと調整が面倒になります。
キャブレターの分解
SUキャブレターの特徴でもある上のドームを外し、中にあるピストンを外しておきます。
次に、マニホールドとキャブレターを固定しているボルト4本を外し、キャブレターを取り外します。 キャブレターを外したらフロート部分を外して中を分解、掃除します。
キャブレターの組み付け
掃除が終わったら、リビルドキットに入っている新品のジェットやニードルを組み付けます。 ティクラーのカップシールやピストンの摺動部分にはシリコングリスを塗布してから組み付けます。
マニホールドのガスケットも合わせて
今回の車両はインテークマニホールドのラバーが劣化していたので合わせて交換しました。 マニホールドとエンジンの間にあるマニホールドリペアリングを忘れずに入れましょう。