長い間ハーレーに乗っていなかったり、バッテリーの劣化が進んで寿命が近づいていたりした場合に、バッテリー交換をしなければならないときがありますよね。
バッテリーはカスタムパーツに比べてそれほど意識することがないので、ついつい存在を忘れがちになってしまうものです。
しかし、適切なタイミングでバッテリー交換を行っていないといざというときにバッテリー上がりに出くわして、せっかくのツーリングに水を差すことなってしまいます。
そんなトラブルを避けるためにもバッテリー交換は非常に重要になってきますが、安全性を考えた場合にバッテリーの取り扱いは思っているよりも慎重に行う必要があるんですね。
今回は初心者の方でも安全に適切にバッテリーの取り付けができるよう、付けはずしの際の注意点を解説をしていきたいと思います。
扱い方を誤ると大変な惨事になることもありますので、この機会にぜひ知っておきましょう!
バッテリーの取り外しから取り付けまでの流れ
それではまず、バッテリーを取り外して新しいものに付け替える手順を確認していきましょう。
①メインヒューズを取り外し、バッテリーのマイナス端子、プラス端子の順にバッテリケーブルを取り外します。
外したバッテリーケーブル端子はバッテリーターミナルに触れないように避けておきましょう。
②古いバッテリー本体を取り外して新しいバッテリーを正しい位置に据えます。
③バッテリーにケーブル端子を取り付けていきますが、取り外しとは逆の順序でプラス端子、マイナス端子の順番で取り付けます。
それぞれの端子の部分には接点グリスを塗布して湿気、ほこり、腐食等から保護することをおすすめします。
バッテリーケーブル端子の取り付け方の悪いケース
バッテリーケーブルのプラス側はスターターモーターに繋がっているため非常に大きな電流が流れます。
バッテリーターミナルとケーブル端子の間に別の端子が挟まっていると密着不良により電気が上手く流れないことがあるため、メインスイッチを入れても反応しなかったり、走行中にエンジンが切れたりと非常に危険です。
こういったトラブルを避けるためにも、バッテリーケーブルの端子はしっかりと確実に取り付けましょう。
こちらがバッテリー端子を取り付ける際の悪いケースですので、こういった状態になってしまっていないか十分に確認が必要です。
①バッテリーケーブル端子を取り付けるボルトが緩んでいる
②バッテリーケーブル端子とバッテリーターミナルの間に別の端子を挟み込んでいる
バッテリーケーブル端子の取り付け方の良いケース
バッテリーターミナルにプラス端子、マイナス端子共にしっかりと密着しており、取付ボルトがしっかりと締まっていることが望ましい状態です。
また、密着部分に接点グリスを塗布して頂くと腐食や湿気などから保護できますので交換の際には是非使用してみてください。
こちらがバッテリー端子を取り付ける際の良いケースですので、取り付けの際の参考にしてみてください。
①バッテリーケーブル端子とバッテリーターミナルがしっかりと密着している
②最近はバッテリーターミナル部分に2カ所ネジ穴があるバッテリーが多いのでそれを利用して取り付けても可
いかがでしたでしょうか?
バッテリー交換はそれほど頻繁に行う作業ではないものの、ハーレーに乗り続ける限り必ず必要になってくる作業です。
しかし、注意するべき点を知っておかないと危険な状態になったりすることもありますので、ハーレーオーナーとしてしっかりと覚えておきたいことでもあります。
一度知識として知ってしまえば、自信をもってバッテリーを扱うことができるようになりますので、ぜひ今回の記事を役立てて頂ければと思います。
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