グリップの適合について

グリップの適合について

グリップの適合には主に2種類あります。
昔から採用されている機械式(ケーブルワイヤー式)と2008年ツーリングモデルに初めて採用された電気式(電子スロットル式)です。
今回はパッと見て自分のバイクがどちらの適合になるかを見分ける方法です。

機械式(ケーブルワイヤー式)とは?

グリップの適合について

古くから採用されている機械式(ケーブルワイヤー式)はグリップを捻ることにより、ワイヤーが引っ張ったられたり戻ったりしてキャブレターやスロットルマニホールドのアクセル開度を調整するタイプです。
スイッチハウジングの下にケーブルがありますのですぐに見分けがつきます。


主に採用されている車両は1984~2007年の全てのモデル、2008年以降のスポーツスターモデル、ダイナモデル、2008~2015年のソフテイルモデル(CVOは除く)になります。

電気式(電子スロットル式)とは?

グリップの適合について

2008年に初めて採用された電気式(電子スロットル式)はハンドルの中にセンサーが内蔵されており、グリップの捻り具合をセンサーが感知してスロットルマニホールドのアクセル開度を調節するタイプです。
スイッチハウジングの下にはケーブルが無くすっきりしていますので、簡単に見分けがつきます。


主に採用されている車両は2008年以降のツーリングモデル、CVOソフテイルモデル(FLSTSE、FXSBSE、FLSTNSE)、2016年以降のソフテイルモデルになります。

電気式(電子スロットル式)のハンドル側はどうなってる?

グリップの適合について

ハンドルの中に画像のようなスロットルセンサーがあり、ハンドルにある溝に固定されてグリップと一緒に回らない構造になっています。配線はハンドルの中を通っています。
余談ですが、ハンドルにこの溝があれば電気式(電子スロットル式)に対応しており、無ければ非対応になります。
また、先端にギアが付いており、このギアがグリップ内側のギアとかみ合いグリップを捻るとセンサーが感知してスロットルマニホールドのアクセル開度を調整する仕組みなっています。

グリップはどうなってる?

グリップの適合について

画像の左側が電気式(電子スロットル式)で右側が機械式(ケーブルワイヤー式)です。
右側の機械式(ケーブルワイヤー式)は一目瞭然でワイヤーの先端のタイコが引っかかるように穴が2つ付いています。
一方電気式(電子スロットル式)はパッと見た感じクラッチ側のグリップと大差ありませんが中をのぞき込むと内側にギアがあるのがわかります。

自分の愛車がどちらか分からないときはアクセル側のスイッチハウジングにアクセルケーブルがあるか無いかで判断してください。

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