自動車のETCの普及率は、補助金の効果も相まってかなり高まってきました。ハーレーなどの2輪車への普及率も上がってきています。
今回はハーレーにETCを取り付けるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
ETCがあると助かること
ハーレーにETCを積むことの最大にメリットは、高速道路の料金所を安全に通過できることに尽きるでしょう。
ETCの無い頃は、料金所につくたびに、タンクポーチなどから財布を取り出して、お金を支払う。という一連の作業が非常に苦労した記憶はありませんか?
経験が無い方は想像してみて下さい。財布を取り出すまでは大丈夫だと思いますが、グローブをしたままでは小銭なんてつかめません。料金所のたびにグローブの着脱が強制されます。しかも雨に降られた時なんかは特に最悪です。風のある時には札が飛ばされてしまうといったアクシデントもあるかもしれません。そういった場合には当然スタンドを立てて拾いに行きますし、それによって渋滞を招くことも・・・。
そういった事態を防ぐために、高速料金を予め調べておいて、取り出しやすいところにピッタリの金額を準備していた人も多いのではないでしょうか。
ETCがない時代と比べてみると、この辺りだけでも非常にメリットに感じるのでは無いでしょうか。
ハーレーに積載できるETC車載器の種類
ハーレーに取り付けるのは2輪車専用のETC車載器になります。バイク用のETC車載器には2種類あります。「一体型」と「分離型」です。ETCのパーツを大きく分けると、本体・インジケーター・アンテナの3つとなっています。それらが1つにまとまっているのが一体型で、バラバラになっているのが分離型です。
ここまでの説明で分かるように、一体型の方が大きく、分離型の方がコンパクトにできるため、外観を損ないにくいという点から、分離型を利用している人が多いです。値段が安いのは一体型です。
車載器だけでは当然使えません。ETCカードは利用しているクレジットカード会社が有るのであれば、そちらに追加で申し込みすれば簡単に手に入れることが出来ます。ワザワザ新規でクレジットカードを契約する必要はありません。
ETC車載器の取り付け
ETC車載器は自分で取り付けることが出来ません。情報の登録作業などのセットアップが出来ないためです。取付可能なバイクショップへ持ち込む必要があります。見た目やセキュリティの問題点など、ショップの人と相談をして、取り付け場所を決めましょう。
分離型は、ETCケースを利用することがほとんどです。KIJIMAから出ているETCケース 取り付けステーをつければ、色々な場所に場所にETC本体を取り付けることができるでしょう。ケースも忘れずに用意しましょう。
高速道路をETCで快適に利用
料金所の手間が省けることで、高速道路の渋滞の緩和にもつながっているであろうETCですが、料金に対するお得も見逃せません。車載器の購入や取付費用などもかかっていますし、どれだけ元を取れるか気になる人もいるでしょう。
ETC限定の割引については、期間などで変化がありますが、現在利用できる割引は、「平日朝夕割引」「休日割引」「深夜割引」となっています。
地方や高速道路によっては利用できないものなどもありますが、30%割引で高速道路を利用することが出来ます。
また、ETCをマイレージサービスを利用することで、通行料金に応じたポイントが加算されるようになり、ポイントに応じて料金を還元することが出来ます。
ETC専用のツーリングプラン
ETCを積んだら、早速長距離ツーリングと行きましょう!ルートも特に決まってないときには、お得なツーリングプランを利用するのも有りだと思いますよ。
高速道路管理会社でお馴染みのNEXCOから、WEBからの事前申し込みすることで、高速道路をお得に利用することが出来ます。
こちらはETC積載されている二輪車限定のプランになります。エリアごとにプランが分かれており、各エリアに指定されているコース内の区間であれば、指定した日から2日間だけ、定額料金で乗り降り自由という、バイカーにとって嬉しいプランとなっています。
こちらのプラン、期間限定で開催されている物となっており、本記事掲載時点(2018.09.07)では、2018年11月30日までとなっております。
これからの時期、秋の行楽シーズンとなりますし、このプランを利用してのバイクミーティングなども増えるのではないでしょうか?
ツーリングプランは去年も開催されていましたし、来年も開催されるものと思われます。予定を立ててツーリングへ挑むのであれば、こういった情報も見ていきたいですね。