ヘルメットをかぶると蒸れる。夏場や湿気の多い日にはとくに、ヘルメットをかぶることをためらった記憶もあるのではないでしょうか。逆に寒い時期には、顔に触れるヘルメットのインナーが冷たくて、受ける風が冷たくて閉口したことも有るでしょう。
そんな時にあったら嬉しいグッズや対策などをご紹介します。
ヘルメットのタイプをまず把握しよう
バイク用のヘルメットの形に色々あるのはご存知のこととは思いますが、まずは今一度確認していきましょう。
国内製と海外製のヘルメットをご用意していますが、半ヘルと呼ばれるハーフヘルメットは国内においては125cc以下の使用を前提に販売されているため、ハーレーでの使用には適していません。法律に明記されていないために違反ではないという話もありますが、それを安易に鵜呑みにせずに危険で有ることには変わりないということを理解して下さい。
ハーレーで使う際にはジェットヘルメットかフルフェイスヘルメットの利用が適しています。
安全性が最も高いのは、頭全体をすっぽり覆う形であるフルフェイスヘルメットが最も適していますが、その反面、密閉性が非常に高いため熱や湿気が常にこもってしまうため非常に熱いです。
快適性に置いてはジェットヘルメットの方が優れていると言えるでしょう。顔の前面が開いているため、通気性はフルフェイスと比べて良い方です。そのため夏は快適な半面、寒くなってくると風がダイレクトに当たるため寒いという問題点もあります。ヘルメットシールドを装着することができればその問題点も解消できます。
ハーレーにお乗りの方にはジェットヘルメットの方が人気が高いです。
快適にヘルメットをかぶる為の対策
まずは直接かぶることをやめてみましょう。ヘルメットをかぶる際にできる工夫をそれぞれ持っていると思いますが、簡単にできる対策をいくつかご紹介していきます。
ヘルメットのしたに帽子やバンダナを被る
ヘルメットとの色合いなども考えないとはいけませんが、帽子をかぶることで、ツバ付きであれば日差しよけとしても効果がありますし、夏場であれば汗止めとしても効果があります。
ハーレー乗りのファッションアイテムとしてポピュラーなバンダナも同様に汗を吸ってくれますので、ヘルメット内部に感じる湿気の量を抑えることが出来ます。緩衝材のような作用もあるので付け心地も悪くありません。
フェイスマスクを着用する
逆に寒い時期に欠かせないのがフェイスマスクです。特に顔を露出させるジェットヘルメットには必需品と言っていいくらいでしょう。風を受けることで体感温度は更に下がります。フェイスマスクはそんな冷たい風から顔を守ってくれます。
目の下から首元までを包むデザインのものが多いですが、中には目出し帽のように頭からすっぽり被るようなものまであります。
専用のアイテムを利用する
ヘルメットの下に装着するグッズは他にもいくつか販売されています。最も多いグッズはインナーキャップです。
汗のベタつきを抑えるとともに、ヘルメット内部の汚れを軽減するだけでなく、抗菌・防臭加工が施された専用のものなので、バンダナなどと比べると効果の高さが実感出来ます
比較的値段も安価なので、試しに買ってみたら手放せなくなったという方も多いです。
逆にヘルメットに装着するグッズも登場しました。ヘルメットの内部に直接装着するヘルメットライナーは、脱いだり被ったりする帽子類と比べて手間が少ないです。
ヘルメット内部への抗菌作用と汗の吸収効果もあるので夏場に使えるグッズとして、先に紹介したアイテムと組み合わせて使うことも可能なため、相乗効果も狙えます。
使用後のケアも必要
ハーレーに乗って楽しいツーリングから帰ってきたらそのままヘルメットを置いてしまったりしていませんか?ヘルメットのインナーが汗で湿っていたりしませんか?そのまま放って置くと汗の匂いがこびり付いてしまったり、湿気が原因でインナーの劣化にも繋がります。
毎回インナーを取り外して洗うのは流石に面倒だとは思いますが、せめて目に見える程の湿気は拭き取って、ヘルメット用の消臭スプレーを使っておきましょう。様々なメーカーから販売されていますので、使用後のケアとして持っておくことをおすすめします。一般家庭でも使われている布用のものでも代用できなくは無いのですが、匂いが強いものが多いためおすすめはしません。
インナーを取り外して洗う場合は、ヘルメット専用シャンプーを使ってなるべく手洗いで洗うようにしましょう。洗濯機で洗えなくもないのですが、変形してしまう可能性がどうしてもありますのでなるべく手洗い推奨です。完全に乾かしたあとにヘルメットに再度装着しましょう。
店舗によってはヘルメットのクリーニングを請け負ってくれるところも有るようです。探してみるのもいいかもしれませんね。
ヘルメットの状態はツーリングにも影響
快適な走行にはヘルメットのケアは必要不可欠です。折角ハーレーでツーリングに出かけたのに、ずっと匂いのこもったヘルメットを被っていたら気分の悪くなってしまいます。
対策と使用後のケアはしっかり行うようにしていればそんなことにはなりません。夏が終わったタイミングや長期間使うことがない場合は、しっかりと洗ってあげてください。