
新たに取り扱いを始めたTwinPowerエンジンオイルですが、まだまだ馴染みが薄いので本当に大丈夫かという疑問があると思います。
そこで今回は如何に優れたオイルかをお伝えするために各オイルと比較した製造メーカーの性能試験結果をご紹介します。安くて性能の良いオイルを是非お試しください。●TwinPowerを含むオイルのご購入はこちらから>>オイル&フィルター
オイルの性能を判断する極圧性試験とは?
潤滑剤に要求される各種性能の中で、極圧性は重要な性能の一つであり、各種機械の運転条件が過酷になるにつれ、潤滑剤の極圧性向上が要求されます。
極圧性は耐荷重能ともいわれ、摩擦面の接触圧力が高く、潤滑する油膜の破断が生ずるような極圧潤滑下で潤滑剤が摩擦面の焼付きや融着などの損傷を防止する性能をいいます。 極圧性試験(耐荷重能試験)の代表的なものには、四球法、チムケン法、SAE法、ファレックス法などがあります。
ファレックス法を用いて(ASTM D3233B)

ファレックス試験機を用いておこないます。ファレックス試験機は、回転するジャーナルピンをV型のブロック2個で挟み込み、 荷重を加えることにより発生する摩擦トルクから材料や潤滑剤、コーティングの耐摩耗性、極圧性を四線接触形態で評価します。
試験結果
●TwinPowerエンジンオイル20W50・・・最大負荷2750lbf
●純正エンジンオイル20W50・・・最大負荷1750lbf
●Spectroエンジンオイル20W50・・・最大負荷1250lbf
最大負荷が大きいほど荷重に耐えられます。
四球法を用いて(ASTM D4172)

1つの回転球と3つの固定球から構成される。回転球に荷重をかけて回転させることにより発生するトルクと固定球に出来る摩耗痕径の大きさを評価します。
試験結果
●TwinPowerエンジンオイル20W50・・・摩耗傷範囲直径 0.40mm / 摩擦係数 0.061
●純正エンジンオイル20W50・・・摩耗傷範囲直径 0.49 mm / 摩擦係数 0.074
●Spectroエンジンオイル20W50・・・摩耗傷範囲直径 0.49 mm / 摩擦係数 0.099
摩擦傷範囲と摩擦係数が小さいほどオイル被膜が向上します。
NOACK(エンジン油蒸発性試験方法)を用いて(ASTM D6375)

NOACK揮発性テストは高温での蒸発ポテンシャルの測定です。
オイルの温度を250度Cに上げ真空にした状態で、オイルが1時間でどれくらい蒸発したか(=減ってしまうか)を、 全体量からのパーセンテージで調べるテストです。重量損失は加熱プロセス全体で測定され標準状態と比較します。 揮発性はオイル間のオイル消費率の違いとオイルの熱安定性を評価します。
試験結果
●TwinPowerエンジンオイル20W50・・・減量数 7.0%
●純正エンジンオイル20W50・・・減量数 8.2%
●Spectroエンジンオイル20W50・・・減量数 9.6%
減量数が少ないほど熱安定性が良くなります。
オイルの粘度指数(ASTM D2270)

粘度指数は40℃〜100℃の石油製品の温度変化による動粘度の変動の広く使用されている尺度です。
粘度指数が高いほど、潤滑油の温度が上昇するにつれて動粘度が小さく減少することを示します。 粘度指数は、実際には動粘度の温度依存性を示す単一の数値として使用されます。
試験結果
●TwinPowerエンジンオイル20W50・・・135
●純正エンジンオイル20W50・・・132
●Spectroエンジンオイル20W50・・・131
粘度指数が高いほど高温と低温の間で変化が生じません。
試験結果はTwinPower製オイルが全体的な潤滑と保護に関して競合他社よりも優れていること示しています。
高圧および長期的に摩耗を減らし摩擦による熱損失を減らし、 高いレベルの安定性と低い摩擦係数によって手軽な価格で最高のパフォーマンスを提供しますので、未だ使用されていない方はこの機会にぜひお試しください。
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