車体をローダウンさせることができるイージーロワリングキットを装着していきます。今回取り付けるのは2013年FLSTCです。
サスペンションを変える必要が無いので、比較的簡単にローダウンが実現できるカスタムパーツです。
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作業にはジャッキが必要
交換作業をするには車体の底面での作業になるので車体を持ち上げる必要があります。また、後部の上げ下げを行いますので、センタージャッキが前と後ろに2つ必要になります。
作業自体の難易度は高くないですが、ジャッキが2つない場合はショップへご依頼下さい。
センタージャッキを前後に設置して、前後共に作業が出来るくらいに車体を上に持ち上げます。真下に入る必要はありませんが、取り外すパーツの位置などは確認しておくと良いでしょう。
サスペンションを固定するナットを取り外す
まずは車体とサスペンションを固定しているパーツを取り外します。
ナットをキツく締めることでサスペンションと車体は固定されています。
この固定具であるナットの取り外しですが、サスペンション側を固定しないとどれだけ回しても取り外すことが出来ません。
サスペンション側に合うサイズのレンチもう一つ用意して固定をし、ナット側を回して取り外します。
ナットが外れたら、後ろ側のセンタージャッキだけを下げて、車体を傾かせます。ナットが外れたことでサスペンションのみが後ろにずれて、車体側との隙間が生まれます。
ナットで固定されていたブッシュを、マイナスドライバー等を使って取り外し、中のカラーをプライヤーで引き抜きます。
センタージャッキを下ろして取り付け
取り外すべきパーツが全て外れたところで、後ろ側のセンタージャッキを更に下げます。
サスペンションと車体の間に細い軸がある程度見えるようになるまで下げます。
イージーロワリングキットに含まれている小さい方のパーツを半分に分解しておきます。2箇所のボルトで固定されているので外せば分かれます。
外したボルトにはネジロックを塗布しておき、先程確認した細い軸部分を挟み込むように装着します。
上半分を慎重に乗せて、下半分をボルトで装着するのですが、軸部分は円柱でズリ落ちやすいため、何度もやり直すことになるかもしれませんが、狭くて作業もし辛い場所ですが、上手くパーツを固定しながらボルトを通して下さい。
2つのサスペンションに装着し終わったら、後ろのジャッキを上げてサスペンションを車体側に近づけます。取り付けたパーツは車体側に当たるぐらいまで上げて下さい。
車体とサスペンションを固定する
残っているもう1つの大きい方のパーツを取り付けます。これは、先程取り外したナット、ブッシュ、カラーをまとめたパーツです。
取り外したときと同じ様に、レンチを使ってサスペンションの主軸を固定してからもう一つのレンチで締めていきます。
一度締めたところで、後ろのセンタージャッキを再度持ち上げて、サスペンションと車体を完全に密着させ、もう一度ナット部分をしっかりと締めます。
ドライブベルトを必ずチェック
装着これで完了ですが、ローダウンをした影響をドライブベルトが受けることがあるので必ずチェックして下さい。
ベルト部分を手で押して、張り具合を確認して張りすぎていたり緩みすぎたりしていないかを確認します。
ドライブベルトに強い負荷がかかったり、正しく動力が伝わらなくなってしまうので、問題があった場合はアジャスタースクリューで調整をして下さい。
いかがでしたでしょうか。
サスペンションを変更する必要が無いので、低コストでローダウンできる商品です。
専用の工具は必要ありませんので、足つきが気になっている方は試してみてはいかがでしょうか。