存在を忘れそうになるぐらい目立たない存在のリフレクター。
リフレクターとは単純に反射板を英語表現した言い方になります。
役割は「反射するだけでしょ?」と思われるかもしれませんが…
役割自体は実際その通りです。
しかし、色々と基準があるのをご存じでしょうか?ハーレーを乗る上で知っておかないといけないこともあります。
今回はそんなリフレクターについてスポットを当ててみたいと思います。
商品はこちら>>リフレクター
ハーレーの車検時には必ず必要なリフレクター
排気量400cc以上の場合はリフレクターが適切に装着されていないと車検に通らないため注意が必要です。
ハーレーのような大型バイクはリアにリフレクターの取付義務がある、ということですね。
現在、道路運送車両の保安基準の第四十三条の三にて「自動車に備える警告反射板は、その反射光により他の交通に警告することができるものとして、形状、反射光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない。」とあります。
※道路運送車両の保安基準について更に詳しく知りたい方は
こちらからどうぞ。
ハーレーのリフレクターももちろん例外ではなく、基準に沿わなければなりません。
道路運送車両の保安基準をご覧になられた方はご存じかと思われますが、条文自体かなりのボリュームがあり、該当箇所が一体どこなのか…読み慣れていないと大変分かりにくいです。
ですので、以下、基準適合に必要なことがらを要約しました。
- 夜間、後方150mの距離から前照灯で照らしたときに確認ができること。
- 色は赤であり、破損・汚損していないこと。
- 地上1.5m以下の場所に装着すること。
- リフレクター下部の縁部分は地上から0.25m以上に装着すること。
- 反射器の中心が車両中心面上に装着すること。
- 文字や三角形以外の形であること。
- 10平方センチメートル以上であること。
要件がいろいろとありますが、数については明記がないようなので、きちんと基準を満たしていれば複数個装着するのは現時点では問題なさそうです。
道路運送車両の保安基準は時代と共に変わっていき告示内容が変化します。
いつも車検などを依頼されているところに確認してみるのが1番良いでしょう。
アメリカ本国仕様のハーレー
アメリカではフロントフォーク部分や後方側面にもリフレクターを装着する義務が現行あります。
ハーレーをディーラーなどで購入された際、側面にもリフレクターが取付けれている場合もあるようです。(日本仕様ではない為、納車前に取り外すディーラーももちろんあります。)
リフレクターの取付箇所、個数、色などは国の保安基準によって様々変わってくるようです。
愛車のリフレクターの点検を
普段は特に気にするパーツではないだけに車検が近かったりした場合、きちんとリフレクターの点検もしておいてください。
ひび割れて汚損していた場合でも、車検に通らない可能性がありますし、普段のライドで白バイなどに整備不良を切られてしまう可能性もあります。
リフレクターの心配などなく、気持ちよくハーレーとツーリングに出かけたいものですね。