ハンドルバーの交換は、バイクの見た目、乗り心地に大きく影響するカスタムです。より楽な姿勢で乗れるようになったり、好みのスタイルに近づけることができます。 バイクカスタムの中では、ライダーの好みが強く出るもののひとつと言ってよいでしょう。
大きく変化するカスタムとはいえ、ライダー自身でも比較的かんたんに行うことができるカスタムでもあります。
ハンドルバーの交換を検討している方は、この記事を参考にして是非チャレンジしてみてください。
※今回使用する車両は2006年スポーツモデルです。
ミニエイプ・ハンドルバー/マットブラック
マットブラック仕上げのハンドルはそのカラーだけで、カスタムテイストをバイクに加えます。
1.ハンドルバーの取り外し
【STEP1】
まずはジャッキなどを使用して車両を固定します。
ハンドル交換のときに、作業中に工具がタンクに当たってしまうことがあります。予めタンクにキズが付かないように布などで覆っておきましょう。
【STEP2】
スイッチハウジングを外します。この時スロットル側はボルトを外すだけにします。
【STEP3】
左のグリップを外します。ボンドで張り付いているので細いマイナスドライバーなどを突っ込み、その隙間に潤滑剤を吹きます。
潤滑剤が行き渡ったらグリップを回しながら引っ張ると容易に外れます。
【STEP4】
トップクランプのボルトを外し、ハンドルを外しながらスロットルグリップを引き抜きます。
トップクランプのボルトは対角線上に緩めていき、最後の1本を緩めるときにはハンドルを支え倒れてこないようにします。
2.交換するハンドルバーを取り付ける
【STEP5】
組み付けは逆の手順で行います。ハンドルの右側スロットル部分に予めグリスを塗布し、スロットルグリップを差し込んでからハンドルをライザーに取り付けます。
先にハンドルをライザーに取り付けてしまうとスロットルをばらして組み付ける必要が出てきますのでスロットルを先に差し込んでからハンドルを付けましょう。
スロットルケーブルを交換する場合はここで紹介した方法は使えません。
【STEP6】
左のグリップを付ける前に、ハンドルバーにグリップボンドを塗布しておきます。
グリップを取り付け、スイッチハウジングを元に戻したら完成です。
今回紹介したハンドル以外にもたくさんの種類がありますが、基本的な交換方法は同じです。 ご自分のスタイルにあったハンドルを見つけて交換してみて下さい。