今回はブレーキローターの交換をご紹介します。作業のついでにリアブレーキパッドも交換しています。使用車両は1997年FLSTFです。
ブレーキローターも摩耗していたら交換が必要です。頻繁に交換するものではありませんが、年数が経過している車両は一度確認してみるとよいでしょう。
>> ブレーキローター一覧
キャリパーを取り外す
まずは車体をジャッキアップして、作業に邪魔なマフラーを取り外します。ジャッキアップは必ず床が水平な場所で行ってください。
マスターシリンダーカバーを取り外しておきます。これは後ほどキャリパーのピストンを戻す作業の下準備となります。 蓋が閉まっていると上手くピストンが戻りません。
キャリパーを固定しているボルトを2本外してキャリパーを外し、ドライバーなどを使ってピストンを戻します。 パフォーマンス製のキャリパーはブラケットとキャリパーの間にシムが入っています。無くさないように注意してください。
リアタイヤを取り外す
リアタイヤを取り外すために、まずはアッパーベルトガード、ロワーベルトガードを取り外します。
アクスルシャフトナットを外しアクスルアジャスターボルトを緩めたら、アクスルシャフトを引き抜きます。
アクスルシャフトが抜けたら、ジャッキで車体を持ち上げてリアタイヤを外します。
ブレーキディスクローターを交換
新品のディスクローターと比較するとかなり摩耗しているのがわかります。
ディスクローターを固定しているボルトを外します。新品のディスクローターをセットして、ボルトにネジロックを塗布して仮止めします。
ボルトを5本とも仮止めしたら対角線順にボルトを本締めしていきます。
>> ネジロック
リアタイヤの取付
アクスルシャフトを綺麗に掃除してグリスを塗布し、リアタイヤを取り付けます。
ブレーキパッドの交換
ブレーキパッドを固定しているピンを外して、キャリパーからブレーキパッドを外します。
新品のブレーキパッドの摩擦部分の面取りをします。ブレーキパッドのキャリパーピストンが当たる部分にグリスを塗布します。
こうすることで、ブレーキをかけた時に鳴きにくくなります。
ここまでできたらブレーキパッドをキャリパーに取り付けます。
>> ブレーキ鳴き止め剤
キャリパーの取付
最後にキャリパーを組み付けて、ブレーキオイルを交換、エア抜きをして完了です。
マフラーを元に戻して、ジャッキを下ろしましょう。