ノーマル状態よりも車高が下がるローダウンには、ノーマルとはまた違った魅力がありますのでローダウンサスペンションを愛用している方もいらっしゃると思います。
足つきの改善などにも役立つローダウン化ですが、底打ちなどで走行中に不快な思いをしないように強力なスプリングを装備する必要があります。
サスペンションの沈み込みが激しすぎるとブレーキが安定しなくなり、安全なブレーキングができなくなるなどの問題が起こってくるものです。
ローダウンにともなってスプリングの交換が必要になってくることがあると思いますが、作業自体はそれほど難しくありませんので、今回はLA Choppers(エルエーチョッパーズ)のスプリングを使用して、取り付けの流れをお見せしていきたいと思います。
今回ご紹介するLA Choppersのスプリングは標準のものより強度がある分底打ちを防ぎますので、ローダウンサスペンションを使用したい方はぜひご覧になってみてください。
販売ページはこちら>>BIG SHOCK スプリング【LA Choppers(エルエーチョッパーズ)】
【作業前準備】 ★安全に作業するためにも準備は確実に行いましょう!
①車体をジャッキアップして車両を固定する
②バッテリーのマイナス端子もしくはメインヒューズを外す
③サービスカバーを装着する(フューエルタンク、フロントフェンダーへの傷防止)
それではここから2014年FLSソフテイルスリムに付いているリアサスペンションスプリングをLA ChoppersのBIG SHOCK スプリングに交換する手順を一からお見せしていきたいと思います。
1. マフラーなどの取り外し
①まずはじめに右側のフットボードを取り外します。
次にサイレンサーを固定しているボルト、そしてクランプを緩めてサイレンサーを取り外します。
②エキゾーストパイプに付いているヒートシールドを取り外します。
さらにエキゾーストパイプを固定しているフランジのボルトを外して、エキゾーストパイプを取り外します。
③リアタイヤとフレームの間にあるスプラッシュガードを取り外します。
④リアのABSユニットからコネクター、マウントを取り外してABSユニットを引っ張り出します。
2. リアサスペンションの取り外し
①リアサスペンション前側のナットおよび後側の横からのボルトを緩めてジャッキなどで高さを調整しながらボルトを取り外します。
②左側のサスペンション本体はスムーズに取り外せますが、右側はサスペンションの上にあるミッションケースが当たり簡単には外れませんので、少し強引になりますが何とか取り外します。
3. リアサスペンションスプリングの組み換え
①油圧プレスを使用してサスペンション本体を縮め、Cクリップを取り外してサスペンションを分解します。
②中にある標準のスプリングを取り出してBIG SHOCK スプリングに交換してサスペンションを元に戻します。
③新しいスプリングに交換したサスペンションを車体に取り付け、取り外したパーツを組付けて完成です。
いかがでしたでしょうか?
一見複雑そうなサスペンションスプリングの交換ですが、一つ一つ順を追って作業をしていけば意外と自力でも交換ができるものです。
最初こそやり方や手順を知る必要はありますが、経験してみることでカスタムの幅も広がってきます。
サスペンションのスプリングはハーレーの乗り心地や走行性能に直接関わるものですので、もし現時点で底打ち感を感じていたり、コーナリングやブレーキに違和感を感じていたらスプリングが合っていない可能性があります。
今回ご紹介したLA ChoppersのBIG SHOCK スプリングは、スプリングの強度を3段階から選べるようになっていますので、ローダウン化などで強度不足を感じている方にはとてもおすすめのスプリングです。
スプリングの強度がベストな状態になりますとハーレーの乗り心地は段違いになりますので、ぜひその違いを体感してみてください。
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