間もなくやってくる冬。
今年も暖冬予想であるとはいえ、走行中の寒さは間違いなく実感する事でしょう。そうなると本格化する前に、少しずつ寒さ対策の準備を進めていきたいところ。
ライダー自身の衣替えだけでなく、ハーレーの車両自体にできることは多々あり、その中でも比較的フェイバリットなカスタムと言えば、ウインドシールドの装着ではないでしょうか。
●商品ページはこちら>> 「ウインドシールド」全ラインナップ
ウインドシールドの役割

ウインドシールド。
その名の通り、ライダーが受ける風を防いでくれる役割を持っています。
高速走行の多いハーレーでは長時間のライディング時にもウインドシールドの装着により、前方からの空気抵抗を減らし、ライダーの疲労や体温の低下を軽減。体への負担を大きく減らすことが可能となります。
とくに冬場では気温以上に冷たくなる走行風からもガード・保護してくれるので、冬のツーリングを快適に楽しむためには欠かせないパーツとも言えるでしょう。

他にも、恐らくみなさんも経験があると思いますが、走行中に遭遇する突然の雨。何の防御もない状態で雨粒が顔に当たると、バチッとまるで石つぶてをくらったような痛みが走り、その都度驚かされます。
自分の場合だと悪くなる視界よりも痛みによるショックの方が大きく、その後の運転に影響を及ぼしてしまいます。ウインドシールドがあれば、そんな衝撃も軽減してくれます。
他にもこれもバイカーあるあるですが、高速を利用した後のタンクとヘルメットに付いている虫や道路からはねた汚れを見た瞬間、何とも言えないくらいにテンションが下がります。
ウインドシールドがあったならば、これらからも守ってくれるのです。

ウインドシールドのカスタム

作業車両モデル
●2023年式 FXLRST ローライダーST
もともと標準装備としてカウルが付いている車両ですが、今回はカウルのウインドシールド部分をカスタムしていきます。その工程とBEFORE・AFTERを実際に見てみましょう。
今回使用するパーツはこちら
クロックワークス KOLOR FLARE ウインドシールド( 8インチ)
ウインドシールドに定評のあるクロックワークスは、ハイパフォーマンスマシンに求められる流体力学・空力特性の知見が高く、風洞実験に基づいき開発・製造されています。
特にフラッグシップモデルのFLAREシリーズは上部の「フリップ」と呼ばれる特徴ある形が、乱流を抑え直進安定性を向上させる形状で、ライダーとパッセンジャーにとって邪魔にならないよう空気を蹴り上げるように設計。特許を取得しているオンリーワンのデザインになります。
カスタムの工程

1.まずはもともと装着されているウインドシールドを外していきます。

2.シールドの破損を防ぐために、ボルトは1回で外し取るのではなく、全体を均等に少しずつ緩めていきます。

3.シールドが外れました。

4.グロメットはそのまま流用することができますので、丁寧に外していきます。

5.クロックワークス FLARE ウインドシールドを用意。

6.作業中に傷つける恐れがあるため、保護シールは必要な部分のみを剥がして作業を進めます。

7.グロメットを取り付けていきます。

8.車体(カウル)での取り付け位置を確認。

9.ボルトを先ほどと同様に場所を変えながら、少しずつ締めていきます。

10.カスタム完了。
劇的なBEFORE ・ AFTER






選び方

ウインドシールドはその高さが快適性に直結します。ライダーの身長(座高)で変わってきますが、ライディングポジションをとった時に、シールドからどれだけ頭部(ヘルメット)を出すかが大切な基準となります。中途半端ですと、シールドを付ける前よりも集中した風を浴びる事になり、身体が常に振れてしまう状況になりえます。逆に短すぎてもシールドとしての効果を発揮しません。
他にもシールドの縁側がちょうど目線の高さの位置にあると、チラチラと視界に入り、運転の妨げとなってしまいますので、選ぶ際にはこちらも注意が必要です。
まずは自分の頭部がシールドのどこにあるかを把握するなど、自分とハーレーの位置関係をしっかりと確認するようにしましょう。
最後に
ウインドシールド。フロントで大きく主張するパーツなので、その必要性はライダーによって別れるところでしょう。
たしかに街乗りが主という方にしてみれば、余分なパーツを排除しシンプルなハーレーに乗りたいという気持ちもわかります。風も雨も汚れもその都度我慢すれば、なんとかなる部分ではありますから。
そんな方々であれば、加工次第で取り付け・取り外しが簡単なデタッチャブル方式のウインドシールドはいかがでしょうか。付けたい時にワンタッチで装着できとても便利なのでオススメです。
高さやデザイン、機能から自分に合ったものをぜひ選んでいただき、この冬は少しでも快適なハーレーライフを楽しんでください!
●商品ページはこちら>> 「ウインドシールド」全ラインナップ