【保存版】ハーレーのトラブルシューティング その2【潤滑システム編】

【保存版】ハーレーのトラブルシューティング その2【潤滑システム編】

ハーレーに乗っていると様々なトラブルに見舞われることがありますが、オイルに関するトラブルはメジャーなものの一つですよね。

オイルが漏れたり、油圧がおかしかったりするのを一度は経験したことがあるかもしれません。

こうした潤滑システムが壊れると最悪の場合エンジンがダメになってしまいますので、故障かな?と思ったらこれからご説明するトラブルシューティングのチェックリストを一つずつ確認してみてください。

トラブルシューティングで症状を引き起こしている原因に目星がついたら、自力で対処できる場合は対処してみましょう。

※こちらに記載している内容が絶対というわけではありません。
ハーレーの故障を確認したときは、早めに修理工場に依頼を出すようにしましょう。


それではここからは故障の症状別に考えられる原因と対処法をご説明していきたいと思いますので、下記の症状からリンクを選んでご確認ください。


1. オイルがオイルリザーバータンクに戻らない

2. エンジンのオイル消費量が多すぎる、または過度に煙が出る

3. エンジンのケース、プッシュロッド、ホース等からのオイル漏れ

4. 油圧が低い

5. 油圧が高い

【症状1】オイルがオイルリザーバータンクに戻らない

原因① オイルリザーバータンクが空である

⇒エンジンオイルを補充してください。


◆エンジンオイルはこちら◆

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原因② オイルポンプが機能していない

⇒オイルポンプの修理もしくは交換をしてください。


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原因③ オイルラインまたはフィッティングが制限されている

⇒オイルライン、フィッティングを分解して洗浄もしくは交換してください。

原因④ オイルフィルターが制限されている

⇒オイルフィルターを交換してください。


◆オイルフィルターはこちら◆

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原因⑤ オイルポンプ/クランクケースジャンクションのOリングが損傷または欠落している (エンジン性能低下の原因になる)

⇒Oリングを交換してください。

【症状2】エンジンのオイル消費量が多すぎる、または過度に煙が出る

原因① オイルリザーバーが過剰に充填されている

⇒規定以上入っているオイルは抜いてください。

原因② オイルリザーバーへのオイル戻りラインに制限がかかっている

⇒オイルラインを分解して洗浄もしくは交換してください。

原因③ ブリーザーの動作が制限されている

⇒ブリーザーを分解して洗浄、ガスケットの交換をしてください。

原因④ オイルフィルターが制限されている

⇒オイルフィルターを交換してください。

原因⑤ オイルポンプの位置がずれているか、状態が悪い

⇒オイルポンプを分解して洗浄もしくは交換して正しく取り付けてください。

原因⑥ ピストンリングが摩耗または破損している

⇒エンジンを分解してピストンリングを交換してください。


◆ピストンリングはこちら◆

>>ピストンリング 一覧


原因⑦ バルブガイドまたはシールが摩耗または損傷している

⇒エンジンを分解してバルブガイド、シールを交換してください。


◆バルブガイド・シールはこちら◆

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原因⑧ オイルポンプ/クランクケースジャンクションのOリングが損傷または欠落している (エンジン性能低下の原因になる)

⇒Oリングを交換してください。

原因⑨ クランクケースのスカベンジポートが詰まっている

⇒エンジンをオーバーホールしてください。

原因⑩ エンジンオイルにガソリンが混ざっている

⇒ガソリンがエンジン内部に漏れているのでフューエルラインの確認またはエンジンをオーバーホールしてください。

【症状3】エンジンのケース、プッシュロッド、ホース等からのオイル漏れ

原因① 部品が緩んでいる

⇒取付ボルトが緩んでいないかを確認してください。

原因② ガスケット、プッシュロッドカバー、ワッシャーなどのシールが不完全になっている

⇒ガスケットを交換してください。


◆ガスケットはこちら◆

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原因③ エアクリーナーへのブリーザー通路またはホースが制限されている

⇒ブリーザーを分解して洗浄、ガスケットの交換をしてください。

原因④ オイルフィルターが制限されている

⇒オイルフィルターを交換してください。


◆オイルフィルターはこちら◆

>>オイルフィルター 一覧


原因⑤ オイルリザーバーで過充填が発生している

⇒規定以上入っているオイルは抜いてください。

原因⑥ ロアロッカーハウジングガスケットが正しく取り付けられていない(上下が逆)

⇒ガスケットを交換してください。


◆ガスケットはこちら◆

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原因⑦ オイルリザーバへのオイルリターンラインが制限されている

⇒オイルラインを分解して洗浄もしくは交換してください。

原因⑧ ポロシティが生じている

⇒該当箇所の部品を交換してください。

【症状4】油圧が低い

原因① オイルリザーバーが不足している

⇒エンジンオイルを補充してください。


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原因② 油圧スイッチが故障している

⇒油圧スイッチを交換してください。


◆油圧スイッチはこちら◆

>>DRAG SPECIALTIES オイルプレッシャースイッチ

>>CYCLE PRO LLC オイルプレッシャー センサー

>>V-TWIN オイルプレッシャースイッチ


原因③ オイルポンプのOリングが破損しているか、欠落している

⇒オイルポンプの修理もしくは交換をしてください。


◆オイルポンプはこちら◆

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原因④ バイパスバルブが開いたままになっている

⇒カムサポートプレートの洗浄または交換、リリーフスプリングの交換をしてください。


◆リリーフバルブスプリングはこちら◆

>>FEULING プレッシャー リリーフバルブ スプリング

>>EASTERN MOTORCYCLE PARTS リリーフバルブ スプリング


原因⑤ カムサポートプレートのボールが欠落または漏れている

⇒カムサポートプレートの交換をしてください。

原因⑥ オイルポンプジェロータが摩耗している

⇒オイルポンプの修理もしくは交換をしてください。


◆オイルポンプはこちら◆

>>オイルポンプ 一覧


原因⑦ エンジンオイルにガソリンが混ざっている

⇒ガソリンがエンジン内部に漏れているのでフューエルラインの確認またはエンジンをオーバーホールしてください。

【症状5】油圧が高い

原因① オイルリザーバーが過剰に充填されている

⇒エンジンオイルを交換して規定量を入れてください。


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原因② バイパス弁が閉位置に固着している

⇒カムサポートプレートの洗浄または交換、リリーフスプリングの交換をしてください。


◆リリーフバルブスプリングはこちら◆

>>FEULING プレッシャー リリーフバルブ スプリング

>>EASTERN MOTORCYCLE PARTS リリーフバルブ スプリング


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