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Saddlemen(サドルマン)は1987年に創業したアメリカ合衆国のバイクのシート・サドルバッグ製造専門のメーカー。
創業以来、常にライダーの快適性の向上を目標とし、製品開発に取り組んできました。バイクのシートメーカーの代名詞的存在であり、機能性と扱いやすさ、多彩なデザインでファンを増やし続けています。
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「バイクと一体となる」

ハーレーに限らず、日本製や欧州製のバイク向けの商品も開発しているため、「シートと言えばサドルマン」というバイカーも多く、独自の卓越したテクノロジーやそれに見合った高いクオリティは、業界内においても抜きん出た存在なのです。

サドルマンはCEOをはじめとしたスタッフの多くがバイク乗りであり、オフロードやオンロードなど、さまざまなバイクのグループに所属。それぞれのバイクを披露するとともの、現場での交流の中で得た貴重な経験や意見を開発へフィードバックしています。
そのリアルな環境を活かし、作られたシートは、バイクと一体になったような感覚を味わうことできるとして、世界中のライダーから多くの支持を得ることに成功したのです。
GELcore(ゲルコア) テクノロジー

サドルマンが追求し続けてきたシートが与えるライダーへの快適性。
その長年の研究の成果の一つであり、サドルマンというメーカーを代表するマテリアルが「GELcore(ゲルコア)テクノロジー」です。

約20年前、サドルマンは、当時医療用途で広く使用されていたゲル技術に着目。
ゲルとは液体と固体の中間に位置し、非常に柔らかい弾力性と分散質の高い粘性を持つ特徴がある物質。身近なもので言えばくずれないゼリーをイメージしていただくとわかりやすいでしょうか。
サドルマンはそのゲルを独自の配合によりシートに流用できるよう研究。さらに路面の振動を和らげライダーに快適性を提供できるよう長年にわたって試行錯誤してきました。
そうして生まれたのが“サドルゲル”であり、 先進のクッション素材を組み合わせることで生まれたのが優れた快適性と車両制御の基盤である「GELcore(ゲルコア) テクノロジー」なのです。
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「GELcore(ゲルコア) テクノロジー」は成形された固体でありながらも流動的な性質を持ち、シートの表面にかかる体重を均等に分散させ、体にぴったりとフィットする柔らかさと共に、体を固定する形を保つためにしっかりとした形状をしています。
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またライダーの疲労の原因となるエンジンの振動を最大50%、路面からの衝撃を最大92%低減しつつ、腰骨と尾骨を圧迫させずに、下半身の血流を妨げることなく正常に循環。長時間の長距離走行でも腰やお尻を快適に保つことで、路面状況のあらゆる変化に素早く適応します。
このエンジンと道路からの振動を遮断しライダーの疲労を軽減する役割を持ちながら、バイクとのフィット感を生み出す「GELcore(ゲルコア)テクノロジー」は、現在業界内で広く模倣されてはいますが、複製はされていない、サドルマンだけのテクノロジーなのです。
Saddlehyde(サイドハイド)
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サドルマンのシートが支持されているのは「GELcore(ゲルコア)テクノロジー」の他にも、表面カバー部分もバイカーのために作られた素材である点が挙げられます。
例えば「Saddlehyde(サイドハイド)」シリーズならば、革素材のシボ(表面の凹凸したシワ模様)による高級感とソフトな触り心地に加え、本革にはない伸縮性が組み込まれており、運転の際に違和感を感じられないよう開発されています。
また一般的なバイクのシートは、直射日光、熱、雨、乗ることにより発生するスレなどで、素材の外観と耐久性を損ないますが、 Saddlehyde(サイドハイド)はこれらの条件をクリア。定期的にコンディショナーを塗布する必要がないなど、コストパフォーマンスの面でも優れたカバー素材となっています。
その他にもカーボンファイバー調に加工されたものなど種類も豊富で、そのすべてが本物の革の質感を再現しつつ、耐久性と柔軟性を革以上に施してあります。
シートデザイン
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一般的にフリーサイズと呼ばれるスタイリングのシートは、サドルマンのラインナップにはほとんどありません。
バイクそれぞれの車種からスタイリングの手掛かりを得て、輪郭や図案に落としこんでいく。そして、そのデザインに合った衝撃の吸収方法、振動の緩和や絶縁方法などの組み合わせをバランスを保ちつつ開発していく「IDP(統合デザイン哲学)」によって、モデル別のバイクそれぞれに完璧にフィットするシートをサドルマンは生み出しているのです。
サドルマンのバッグ
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シートだけでなく、バイク専用バッグも豊富なサドルマン。
シートの製造技術で培ったIDP(統合デザイン哲学)がここでも活かされており、ハーレーから国産・欧州製の純正モデルのバイクまで、それぞれのボディの輪郭に沿ったサドルバッグや、シーシーバーなど各種パーツに合わせた形状のバッグがリリースされています。
形だけでなく、取り入れしやすいようポケットやベルトの位置が工夫されていたり、荷物が空でも型崩れしないハニカムフレーム式の内部を採用していたり、耐紫外線・耐水・耐候に優れたナイロンやブラックポリエステルをベース採用するなど、素材の面でもシート同様にバイクのバッグとしての性能が非常に高く、誰もが認めるクオリティとなっています。
サドルマンのアイテム紹介
STEP-UP FRONT & REAR LS シート

クラブスタイルカスタムの定番アイテムのひとつとして選ばれるシート。
ハーレーを使ったスタントライダーたちが愛用し、ドリフトやウィリー時にはその高いバックサポートがライダーをしっかりとホールド。スタント時には足や膝を乗せるのに適した形状でもあります。
ライダー座部分にはゲルコアがセットされ、座面には前後格子柄のステッチが施されたクラシカルな雰囲気のシートとなっています。
●70年代から現代まで幅広いスポーツスターモデルに適合
ROAD SOFA シート
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ロードソファ(名前がすでに良い)は、1日800㎞を超える距離を走行するライダーを想定して開発されたシート。
ゲルコアを前後に装備することで、上半身からの圧迫を分散・軽減し、ドライバーとパッセンジャー両者に快適な乗り心地の提供を実現します。さらにバックレスト付きも選択可能で、長距離のツーリングでも疲れることなく楽しむことができます。
また、ボタン一つで作動するヒーター付きなので冬のライディングも快適になるなど、サドルマンのテクノロジーが集結したシートのひとつです。
●1997年~のツーリングモデルに適合
セキュリティー シート スクリュー
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シートメーカーであるサドルマンが提案する、シートを守るためのアクセサリー。防犯の効果を発揮する「いじり止めトルクスネジ」を使用したシートスクリューで、シートブラケットカバー部分に高級感あるアクセントとしても重宝します。 4色展開。
※いじり止めトルクスネジ・・・T型のトルクスネジの中央に突起物が付いており、特殊工具がないと付け外しができない特別なネジのこと。一般的に触ってはいけない、PC内部や車の電気制御部分などに使われていることが多い。
以上になります。
ロングツーリングの帰り道、長時間の座りっぱなしによるお尻の痛みを何とかしようと、お尻を片方ずつ交互に上げながら運転した経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。身近な事で言えば、サドルマンのシートに変更すれば、これをしなくていいくらいに走行中の疲労が軽減できます。
そこまで極端には変わらないでしょ。という方にこそ、Saddlemen(サドルマン)をぜひ体験してもらいたい。ハーレー含めたライダーの、ライダーによる、ライダーのために作られたシートなので、次回のカスタムの候補に挙げて、まず間違いないメーカーです。
販売ページはこちら>> Saddlemen(サドルマン)