アメリカの中でも歴史の古いニューイングランド地方に拠点を置く老舗のシートメーカー【マスタング】。
創業者のアル・シモンズが長年培ってきた技術を元に世界のモーターサイクルシート製造をリードする。
マスタングは、エンジニアとしてモーターサイクル企業に40年以上勤めていたアル・シモンズ(Al Simmons)が1980年に創業。 彼のリーダーシップの元、マスタングは1日に12個程度のシートしか作れなかった小さな会社から、 今ではモーターサイクルシートのデザインと製造において世界をリードする存在にまで成長を果たした。
アルはアメリカ中を巡って何千人ものライダーたちの声を聞いて回った。これに彼自信のライディング経験が加わることで、 「ライダーたちのニーズとそのニーズに応えるシートデザインの要素は何か」に対する独自の視点を持つ基盤となったのである。
1980年以来、高品質で快適なシートをリーズナブルな価格で提供することに誇りを持って取り組んできたマスタング。 そのシートはライダー、パッセンジャーともに一日中快適に乗れることを目指して作られている。 シート製作は職人の手によって、最高品質の素材から完成までの工程がすべてニューイングランドの工場で行われている。
シートメーカーはもちろん他にもいくつもある。そしてみんなひとりひとりお尻の形や予算なども違うので、 椅子やソファ、ベッドなどもそれぞれ違うものを好むだろう。 ライダーが快適性、品質、スタイルを求め、自社製品にしっかりと責任を持つ企業からシートを買いたいという時、 マスタングは選ばれているという。
マスタング
マスタングの製作現場
世界をリードするモーターサイクルシートメーカーのマスタング。
ボストンより西に75マイル(約120km)、ニューヨークより北東に150マイル(約240km)の位置、 マサチューセッツ州のスリーリバーズにある80,000平方フィート(約7,400m2)の工場内でシート製作を行っている。
唯一無二のハーレーシートブランド
マスタングはハーレーダビッドソンの生まれた国であるアメリカで1980年に創業開始しました。それ以来30年以上かけてハーレーのカスタムシートの開発に取り組んでいます。
老舗メーカーとして名を馳せているマスタング、そのシートは長年の知識と技術を持つ職人の腕によってシートの皮の縫製から完成まで丁寧に一つ一つ製作されています。ハーレーに組み込めば手作りのシートとして最高の性能とデザインセンスを持つに相応しい職人魂を感じることができるでしょう。
乗り心地の良いシートに必要不可欠なウレタン素材にはマスタング独自技術による高反発ウレタンを使用し、高品質な座り心地を実現しました。
アメリカのハーレーライダーの間でもナンバーワンと名高いマスタングのシートは開発までに行くどもフィッティングテストを繰り返しており、快適性は抜群です。
ライダーに負担のないシートを目指す
ハーレーのカスタムやツーリングを楽しむためには直接乗り心地に関係してくるシート選びは欠かせません。
ハーレーのシルエット自体も正面からより、側面からの見た目が美しさに影響しますので、デザイン的な面から見てもシートはハーレーにとって重要なパーツの一つと言えるでしょう。硬いシートではお尻が痛くなってしまいますが、反対に柔らかすぎるシートに長時間乗っているとうっ血や不安定な乗車体勢を招いてしまいます。
基本的に前のめりになりやすいハーレーの乗車体勢に対して腰への負担も看過できません。マスタングはシート専業メーカーということもあって、シートの適切な硬さや、乗車体勢を意識した商品開発を行っており、乗りやすさとデザインのバランスはトップレベルとなっています。
多彩な種類のシートを揃えるマスタング
マスタングはアメリカ合衆国北東部のニューイングランドを拠点に発展してきました。
様々なハーレーライダーのスタイルに応えられるシートラインナップは熟練の職人によるハンドメイドです。それぞれのシートはマスタング独自開発の金型によって作られ、ベースプレートも各ハーレーモデルや年式によって異なるものをファイバーグラスなどで成形しています。
シートカバーの縫製は一つ一つ丁寧に行われ、全てがダブルステッチによる縫い目になっています。たとえばツーリングモデルのシートだけでも多くのデザインやカラーが発売していますので、理想に叶うシートが見つかることでしょう。
安定のマスタングシート トリッパーシリーズ
見た目はもちろんのこと、シート本来の性能も文句なしのマスタング。こだわりある作りのシートは手で触ると硬く感じるかもしれません。
しかし乗車時には適正なコシのあるしなやかな座り心地を提供します。シートメーカーとしてはラペラと同様に国内でも有名なメーカーです。
デザインは汎用性の高いものになっていますので、多くのカスタムハーレーに違和感なくマッチすることでしょう。
丁寧なステッチの多さは滑らかな曲線を出すためのものですが、それをデザインと融合させてしまう技術力と発送はマスタングにしかない特徴とえいます。
トリッパーシリーズのシートは快適性を維持しながらもスリムで、後部座席の座り心地も保証されています。
スタイル、性能、品質、全てがハイレベル
ダイナモデル用のトリッパーシートも発売しています。
ワイドトリッパーシートなら従来のトリッパーシートよりも前方へ座面が移動しますので、ハンドルコントロールが遠く、操作しにくいといったライダーに快適なツーリングを約束できます。
また、リアシートとは分離することができますので、ソロで出かける際にはリアシートを外し、スタイリッシュな見た目を損なうことがありません。
カラーバリエーションもブラックだけではなく、ブラウンも用意されており、ダイヤモンドステッチ入りのデザインもラインナップされています。
乗り心地に直結するシート選びはハーレーを愛車にするうえで避けては通れないものになりますので、マスタングのシートを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。それまでのツーリングとは一味違う快適性を実現できます。