
ハーレーダビットソン。
ここまでアツくなる乗り物を自分は他に知りません。アツい。そう、気持ち的にも、身体的にも、です。
特にハーレーに乗った際の夏場の下半身は、エンジンとエキパイそしてアスファルトからという、トリプルパンチの熱にさらされます。いつも通り走っているだけで気付けば内ももやふくらはぎが真っ赤になっていることもしばしば。下手したら低温火傷。なんてこともありえます。
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この熱、正確には放射熱(輻射熱ともいいます)ですが、赤外線などの熱線によって伝わるという性質上、空気や風で熱量を和らげることは難しく、熱さは確実に肌まで到達します。
走行中に熱を感じられないのは、あくまで走行風により太もも・ふくらはぎが冷やされているだけで、肌が浴びるの熱の量に変わりはありません。
それではツーリング中の下半身への熱さを緩和させるためには、どうすればいいのか?
答えは「物理的に放射熱を遮る」です。太陽に対する日傘をイメージしていただければわかりやすいでしょうか。
とはいえ、いくら遮ることができるからと言っても、夏に厚手の革素材のパンツなどを履いてしまっては本末転倒。違うアツさとの戦いになってしまいます。

そこで今回は、夏のハーレー乗りの必需品と言ってもいいでしょう。太もも・ふくらはぎへの熱を物理で遮るパーツ サドルシールド、別名ミッドフレームエアデフレクターを、取付工程とともに紹介したいと思います。
今回使用するパーツ
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KURYAKYN(クリアキン)
ハーレーのエンジンから発せられ、上ってくる高熱から太もも辺りを守るためのシールドパーツ。
各年式・モデルに合わせた形状で造られているので、無加工で装着することができます。さまざまなメーカーから出ており、カラーも高級感あるメッキ風のものから反射スモークでパーツの装着自体を目立たせないようにするものまで、好みに合わせやすいカスタムができるのも特徴です。
作業車両モデル
●2019年式 ソフテイル FLSB スポーツグライド
実際に取り付けてみる

1.シートを取り外す
サドルシールドは、シートの下に設置し、シートとフレームで挟み込むようなポジションで取り付けますので、
まず最初にシートを取り外しましょう。

車両のシートはボルト1本で固定されているのがほとんどなので、取り外しはカンタンです。

2.装着位置の確認とボルト外し
サドルシールドを取り付ける前に、装着位置と取付ボルトを確認します。今回は車両はタンクのリア側の取付ボルト。

そして、サスペンション横のボルトを使用。場所の確認ができたら、ボルトを緩めていきます。

3.サドルシールドを取り付る
サドルシールドを実際に車両に設置。まずは少し長いボルトが付属していますので、車両に仮付けし、少しずつボルトを締めこみながら固定していきます。
※最初から一気に締めすぎると、プラスチック製であるサドルシールドに亀裂が入ったり、最悪割れてしまう事もありますので、注意しながら作業を進めていきます。


4.シートを取り付けて完了
最後にシートを元通りに取り付けて終了です。
上から見ると、タンクとシートのスキマに見えていたロッカーカバー部分がシールドにより見えなっており、横から見れば、見た目もカッコよく、内もも付近に当たる部分がしっかりとガードされているのが分かります。
最後に
シンプルな構造でありながらも、信号待ちなどの停車中にバツグンの効果を発揮するサドルシールド。
まだまだ続くであろう暑い夏。今からでも間に合う暑さ対策に。また夏が終わったあとにも、内ももへの火傷対策として重宝するパーツです。取付作業自体も比較的カンタンであり、普段あまり工具を持たない方でも10~30分あれば取り付けることができます。
エンジン周辺の熱を何とかしたいが、まだ未装着というの方、ぜひ検討してみてください。よく聞く「あるとなしでは雲泥の差」という言葉がピッタリなパーツであることを実感できると思いますよ。
- 5788
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18,630
34以上は取り寄せ
- 適合
- 2014~22年スポーツスターモデルで、2.1ガロン(7.9L)タンクまたは3.3ガロン(12.5L)タンク装着車に適合
- 5789
-
18,430
45以上は取り寄せ
- 適合
- 2018年以降ソフテイルモデルに適合 (但しFXDRSは除く)
- 1186
-
18,430
23以上は取り寄せ
- 適合
- 2000~17年ソフテイルモデルに適合(但しFXSTD、FXCWモデル、FXSBモデルは除く)
- 1317
-
18,430
34以上は取り寄せ
- 適合
- 1999~17年ダイナモデルに適合
- 1316
-
18,430
34以上は取り寄せ
- 適合
- 2009年以降ツーリング、トライクモデルに適合(但し2023年以降FLHXSE、FLTRXSE、2024年以降FLHX、FLTRX、FLTRXSTSEは除く)
- 1196
-
18,430
12以上は取り寄せ
- 適合
- 2008年ツーリングモデルに適合
- 1188
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18,430
45以上は取り寄せ
- 適合
- 1997~07年ツーリングモデルに適合