スポーツスターモデルでよく壊れるニュートラルスイッチの交換手順のご紹介です。
ニュートラルのインジケータ―ランプが点灯しない場合は大抵ニュートラルスイッチの故障が原因です。
インジケータランプが点かなくて困っている方はぜひ参考にしてください。
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マフラーを取り外します。
スポーツスターモデルのニュートラルスイッチはフロントスプロケットの奥にあり非常に交換し辛い場所にあります。
最初にフロントスプロケットカバーを取り外すのに邪魔なマフラーから取り外します。
2007年以降のモデルはマフラーにO2センサーが付いていますので、マフラーを取り外す前にO2センサーのカプラーを外しておきましょう。
フロントプーリーカバーを取り外します。
マフラーを取り外したら次にフロントプーリーカバーを取り外します。
カバーを取り外す際にブレーキレバーロッドを予め外しておくと工具が使いやすく作業効率が上がります。
このプーリーの奥にあるのがニュートラルスイッチです。
プーリーを外さなければ工具が入らず、指が入る隙間もないので非常に厄介です。諦めてプーリーを外して作業するのをお勧めします。
フロントプーリーを取り外します。
プーリーを止めているメインシャフトロックナットが外れないようにロックプレートが付いていますので、まずこのロックプレートを止めている2本のボルトを外し、ロックプレートを取り外します。
次にメインシャフトロックナットを取り外します。メインシャフトロックナットは逆ネジのため外す方向は時計回りになりますので注意が必要です。
また、メインシャフトロックナットにはネジロックが塗布されているので取り外すのは非常に力が必要になる作業です。メインシャフトロックナットがなめてしまわないようにインパクトレンチなどを使って慎重に取り外しましょう。
メインシャフトロックナットが外れたらリアのアクスルシャフトを緩めて、アクスルアジャスターナットも合わせて緩めておきます。
アクスルアジャスターナットを緩める際にナットとスイングアーム側にマジックなどでマーキングしておき
ナットの緩める回転数を左右合わせておくと組付けの時にドライブベルトの調整が簡単にできます。
こうすることによってドライブベルトが簡単に外れフロントプーリーを外すことができます。
ニュートラルスイッチを交換します。
画像のようにフロントプーリーを外すことによりニュートラルスイッチへのアクセスが簡単になり工具も使用できるようになります。
この状態にしてからニュートラルスイッチに接続されている配線を外して、ニュートラルスイッチを取り外します。
古いニュートラルスイッチはパッと見故障していないように見えて実は故障していますので惑わされないように気を付けてください。
新品のニュートラルスイッチを取り付けたら、組付けに入る前に動作確認を必ず行ってください。取り外すのに苦労する部品なので、組付けてから動作しなかった場合の落胆は計り知れないものです。
必ず動作確認をしてから組付け作業をしましょう。
また、組付けの際にはネジロックが塗布されていた箇所には必ずネジロックを塗布してください。
自分自身で交換する際にはぜひ参考にしてください。
スポーツスターモデルのニュートラルスイッチは非常に故障し易いパーツです。
自分自身で交換できるようにしておきたい部分ではありますがインパクトレンチやメインシャフトロックナット用レンチなど特殊工具が必要だったり、これを読んで難しいと感じた場合など無理せずショップに依頼するのも良いと思います。
ニュートラルスイッチの交換動画
2010年スポーツスターXL883Nのニュートラルスイッチ交換の様子を動画に収めましたので、合わせてご覧ください。