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ハーレーにとってオイルは切っても切り離せないものですよね。特に日ごとに暑さが増す今の時期は、選ぶオイルによってバイクのパフォーマンスも大きく変わってきます。
そこで、普段鉱物油を使用している方でも、はっきり違いを実感できるS&Sのハイパフォーマンスエンジンオイルをご紹介したいと思います。
気候の影響が大きい今だからこそ、化学合成油(シンセティックオイル)による性能の違いを体感できるチャンスです。
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S&Sのハイパフォーマンスエンジンオイルで交換してみた
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上記がエンジンオイルの化学合成油と鉱物油のイメージとなります。
今回整備する車両は、2015年式XL1200Xです。S&Sのエンジンオイルとギアチェーンケースオイルを使って、オイル交換をしてみました。
説明は不要かと思いますが、エンジン、キャブレター、ミッションなどハイクオリティなエンジニアリング製品を手がけるS&S社の物なので安心して使用できます。
ちなみに化学合成油だからといって特別な交換方法はなく、古いオイルを抜き、新しいオイルを入れる一般的な手順です。多少鉱物油が混じったとしても性能は変わりません。

オイル交換を終えてみると、直後から違いを感じました。インジェクション車両なのでアイドリングは一定なのですが、感覚的には50rpmほど回転数が下がって安定する感じです。吹け上がりも軽くになり、メカニカルノイズも明らかに小さくなっています。
実際にハーレーを走らせてみた
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気温35.8度。天気快晴。
うだるような暑さとセミの鳴き声の中、早速走りにいってきました。
名古屋市内の下道30キロから高速走行50キロほど走行しましたが、この暑さの中でもさほどオイルの温度も上がらず、170~190F°の温度推移となりました。
オイルクーラーは無し、走行風があまり得られない街中の走行でも、190F°の温度上昇に収まったのはかなり優秀ではないでしょうか。
これでオーバーヒートの心配もグンと減ります。
高速走行では5速、時速100km巡行時には不快な振動がなく、するすると走っていく印象です。
一番気持ちいいであろう加速時、3500回転付近まで引っ張りシフトアップする時も、引っ掛かりがなくスムーズに加速が出来る事が実感できます。
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ギアチェーンにも効果が!
同時に変えたギアチェーンケースオイルも効果を実感しました。特にシフトダウン時の「ガコン」と入る衝撃も緩和されていました。
また、エンジン温度が高くなるにつれてニュートラルに入りにくくなる現象も現れず、これもストレスフリーです。ニュートラルに入らくなった状態で渋滞にはまってしまったら、冷や汗もんですからね。
お盆前からの特に暑い時期にロングツーリングに行く予定の方は、化学合成油に変えるだけもかなり安心です。
オイルフィルターの交換も忘れずに
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オイルを交換したときに忘れてはいけないのが、オイルフィルターの存在です。
オイルだけきれいに変えてもフィルターが汚れていると、オイルの不純物をろ過できずに、すぐにオイルが汚れてしまいます。それではせっかくの化学合成油も本領発揮ができないので、忘れずにオイルフィルターを交換しましょう。
いかがでしたでしょうか?
化学合成油は高額で手が出しにくいですが、熱ダレに強く、高速・長距離走行にも優れ、そしてエンジンにも優しい一石三鳥のオイルです。特に真夏の炎天下にハーレーで出かける予定があるバイカーには、ぜひこの機会にその性能を試してみてほしいと思います。
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